日本語・日本文学科

3つのポリシー

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

筑紫女学園大学は、建学の精神や校訓を踏まえ、本学において定義している大学卒業者にふさわしい力(学士力)を身に付け、学位授与の要件を満たした学生を社会に送り出します。そのため本学では、共に学び、それぞれの自己を実現したいと願う次のような学生を求めています。

  1. 高等学校卒業程度の基礎学力を身に付けている人「知識・技能」
  2. 主体性を持って様々な人々と協力しあいながら学ぶ態度を身に付けた人、または身に付けたい人「主体性・多様性・協働性」         
  3. 身に付けた知識・技能を活用して自ら課題を発見し、その解決に向けて取り組んだ人、または取り組もうとする人「思考力・判断力」
  4. 自らの考えや取り組みの成果を他者に伝えることができる人、または伝える力を身に付けたい人「表現力」    
  5. 入学を希望する学科等の教育内容や目指すものを理解し学ぼうとする人
    1. 日本語の基礎学力(語彙力、表現力、読解力等)を高め、コミュニケーション能力の向上を目指す人
    2. 日本語や日本の文学、文化等に興味・関心を持っている人
    3. 高等学校程度の国語を十分に学修し、古典に関しても興味・関心を持っている人

求める志願者の能力・取組み例

  • 読書への深い関心と、文芸創作能力
  • 日本語および日本の文学・文化に関する課外活動
  • 地域の活動や文化的な行事への積極的な参加
  • 書道などの日本の伝統的な文化活動への積極的な取組み
  • 日本語や漢字能力ほか、各種検定等への取組み

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

本学では、次のとおり教育課程編成・実施の方針を定めています。

教育課程の編成

本学の教育課程は、本学の「DP(ディプロマ・ポリシー:卒業認定・学位授与の方針)」に掲げる人材を養成するために、全学生を対象に開講する「全学共通科目」及び学部や学科の学びの特色によって配置された「学科等の専攻科目」により体系的に編成しています。 

教育課程の編成を踏まえ、学生が適切な履修計画を立てることができるように、「カリキュラム・マップ」 (DP と各授業科目がどのように関連しているのかを明示したもの)を作成しています。

教育の実施・教育方法

各授業科目はそれぞれの授業内容にあった受講人数を考慮したクラス編成としています。また、各授業科目において学生が主体的かつ能動的に、時には協働して学ぶことを支援しています。

授業形態には「講義」、「演習」、「実習」、「実技」があり、それぞれに適正な授業時間と授業外学修を定めています。授業形態や単位修得に必要な学修時間については、学則に定め、学生便覧やシラバスに明記することにより、それぞれの形態にあった十分な学修時間の確保を促しています。

各授業科目では定められた「到達目標」とその達成に向けた授業内容を授業計画とともにシラバスに明記することで、学生の目的意識の喚起と学修計画の一助としています。

学修成果の評価の方針

本学の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー:DP)を達成するために編成した教育課程は、「カリキュラム・マップ」及び「シラバス」により、DPと各授業科目がどのように関連しているのか、科目を履修することによってどのような力を身に付けることができるのかを明示し、各科目の到達目標を予め設定しています。

それらは、全て成績評価基準と併せてシラバスに明示し、厳格な成績評価を行います。また、学生が十分な学修時間を確保し、学びの質を高めるために履修登録単位上限(CAP制)を導入しています。

教育内容の点検・改善

教育課程全体の順次性や体系性を可視化した「カリキュラム・マップ」を作成したうえで、全ての授業科目において授業の目的や到達目標、身に付けることができる力を明示した「シラバス」を作成し、学生がそれぞれの学修計画に沿った履修ができるようにしています。

全ての授業科目は「シラバス」に基づいて行われ、「学生による授業評価アンケート」を実施することにより点検・教育改善に活かします。

ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

本学における学士力
筑紫女学園大学は、専攻分野にかかわらず、大学卒業者にふさわしい力を次のとおり定義します。学位の専攻分野も踏まえた力については、国際的通用性を踏まえてDP(ディプロマ・ポリシー:卒業認定・学位授与の方針)を定めています。

(1)自己と向き合い、社会人として生きる力を身に付けている。

  1. 自己の良心と社会の規範・ルールに従って行動できる。「倫理観・人間観」
  2. 自分の感情や欲求をコントロールして行動できる。「自己管理能力」
  3. 他者と協働して課題に取り組むことができる。「チームワーク力」
  4. 社会の一員としての意識を持ってその発展に関わることができる。「市民としての社会的責任・勤労観」

(2)社会生活に必要な力を身に付けている

  1. 多様な価値観を尊重し、他者とつながるための意思疎通ができる。「コミュニケーション・スキル」
  2. 多様な情報の中から必要なものを選択し、活用することができる。「情報リテラシー」
  3. 獲得した情報や知識を使って物事を筋道立てて考えることができる。「論理的思考力」
  4. 社会の多様な問題を発見し、解決することができる。「問題解決力」
  5. 人類の文化・社会と自然への理解を背景として、物事を考察することができる。「幅広い視野」

(3)現代社会を生きる自己を実現するための力を身に付けている。

  1. 自己にふさわしいキャリアを構想できる。「キャリアを構想する力」
  2. 一定分野または特定分野の知識・技能を獲得している。「基礎的な専門性」
    • 日本の言語・文学・文化の学びに基づいて、適切なコミュニケーションを図ることができる。
    • 日本語の構造や特徴に対する理解に基づいて、的確な言語表現を行うことができる。
    • 日本の文学及び文化の特質に対する理解に基づき、多様な他者との関わりを通して見いだした自己の考えを示すことができる。

(4)社会の多様な問題に取り組む実践力を身に付けている。

これまでに獲得した知識・技能・態度等を総合的に活用し、自らが立てた新たな課題に向き合うことができる。「課題探究力」