大学院 Graduate School

研究科長挨拶

現代社会で起こるさまざまな問題に対応できる高度専門職業人を養成します。

 私たちが生きている現代社会では、頻発する異常気象や大規模災害などに加え、格差や貧困などの社会問題も拡大・深化し、人々が大きな不安や苦しみをかかえることとなっています。われわれは、これら諸問題の構造を正確に把握するとともに、いかにすれば適切な支援や援助を提供し、問題解決につなげることができるのかを真剣に考えなければなりません。

 本大学院の人間科学研究科は、「仏教による人間教育」を基盤とし、「自律、和平、感恩」という「建学の精神」をこの社会に具現化するために、言語・文化領域、心理・社会福祉領域に広がる学際的な学びを提供しています。そして、これらの高度な知識を支える人間性、すなわち人間を支援し援助する精神のあり方についても学んでいきます。

 また、本研究科では、こうした理論的な学びに加え、その知識を定着させるとともに実践性を担保するため、演習形式の授業やフィールド・ワークという体験的な授業も用意しています。これらによって、理論(知識)を確かな実践性を持った生きた知恵(技能)にすることができるのです。

 本研究科のカリキュラムは、このように、総合的な理論(知識)の獲得、実践力の育成とともに、修士論文の作成に向けた研究の視点と方法を確立するうえで、十分なものになっていると考えています。

 なお、本研究科では、2019年度より、人間科学研究科人間科学専攻内に「人間科学コース」と「臨床心理学コース」の2コースを設置しました。このうち臨床心理学コースでは、公認心理師国家試験受験資格および臨床心理士受験資格に対応するカリキュラムを用意しています。