歴史と実績を誇る福岡の女子大学|筑紫女学園大学
学長メッセージ大学紹介
学長メッセージ
筑女から世界を変える

ようこそ、筑紫女学園大学へ。
私たちの大学は、古都、太宰府のまち並みと宝満山を見晴らす眺めの良い丘の上にあります。
大宰府政庁跡、観世音寺、太宰府天満宮など、古代からの歴史を伝えるこの街には、国内はもとより世界各地からの訪問客が絶えず、さまざまな言語が飛び交っています。
歴史と未来が行き交う文化の交差点で、人間の多様性と成長の可能性を探る学びの場が、ここにあります。
時代が大きく変わる中、自律し、他者との共存を図るやわらかい知性と感性を備えた女性の存在は、この社会の中に〈ケアの精神〉を根づかせていく上で欠かせません。「女子大学」の定義もその役割も時代と共に変わっていきます。私自身、学長となって感じる素朴な疑問や気づきを忘れずに、「初めて世界に出会う」ワクワクする気持ちと好奇心で、この大学の良さを見つけ、発信していきたいと思っています。
では、ここはどんな場所か。
第一に、自己肯定感をはぐくむ場所です。「わたしの好き」を起点にして、何でもやってみよう精神でどんどんチャレンジしていくことを応援してくれる。自己を肯定するには、あなたを肯定する他者の存在が欠かせません。互いを認め合う他者とめぐり合うことのできる場所です。
第二に、仏教、とりわけ浄土真宗の教えを基盤にもつ大学です。自律・和平・感恩という3つの校訓をより合わせていく中で、人生の複雑な問題をなんとかやりくり(manage)していくことを教える。同時に、そのような精神的基盤の中で、心理的安全性、安心できる環境が自然と培われています。
第三に、あたらしいカリキュラムが始まったばかり。「人に寄り添うひとを育てる」をコンセプトにSDGsの考えも取り入れる科目の編成を行っています。一本の価値基準で誰かを誰かと比べる、比較にもとづく価値の見定め方でなく、その人がその人としてもつ、固有な価値に気づき、それを伸ばしていく。そうした「存在価値」を大切にする学びの場です。
これからも変わっていく。
筑女から世界を変える。
しなやかでゆるぎない、命がそだつ場所にしていきます。
- 筑紫女学園大学 学長
- 南 博文
筑紫女学園大学は、人にやさしい大学です。

学生を代表して文学部アジア文化学科4年の津留さんに南学長をインタビューしてもらいました。
- 津留
- 南学長が就任されて1年経ちますが筑紫女学園大学はどのような学校ですか?
- 南
- 筑紫女学園大学は、人にやさしい大学です。私は4cafeで一息つくことがあるのですが、キャンパスを眺めているとそこには明るい笑顔であふれ、アットホームでオープンな雰囲気が広がっています。多様性を認め、自由に過ごせる環境が自然と培われていますね。
- 津留
- 入学したばかりの1年生とバーベキューをされたとお聞きしました。その時の感想や学生の印象を教えてください。
- 南
- 私は学生と交流するのが大好きなので誘ってくれたことを嬉しく思いました。最初は少し距離がありましたが、一緒に美味しいバーベキューに舌鼓を打ち、たわいもない話をしているうちに距離がぐっと縮まりました。筑女の様々な学生と交流して感じるのは、素直で礼儀正しいところですね。
- 津留
- 学生の成長をサポートする体制を教えてください。
- 南
- 「わたしの好き」を起点にして、学生には様々なことにチャレンジして欲しいと考えています。私がよく言っているのは、これまでとちょっと違う新しいことに「自分の15%を変える」でいいのでチャレンジして欲しいです。新たな学びや体験が人生を彩り豊かなものにしてくれます。その姿を教職員が、地域の方々が、先輩が、そして仲間たちが応援し見守ります。
- 津留
- アカデミックなお話をしていいですか?今後、筑紫女学園大学をどのような学校にしていきたいですか?
- 南
- 女性がどんな社会になっても生き抜いていける“たくましさ”を身につけて欲しいですね。その一環で、サイエンス的な教養を学ぶ要素を加えていきたいです。グローバル化、デジタル化が進む社会において従来の文系・理系の垣根を越えた幅広い視野を持つ学生を育てていきたいです。