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【英語学科で学ぶ人】インドネシアの大学のオンラインのサマーコースに参加しました

 インドネシアのディポネゴロ大学(UNDIP)が、8月7日~13日にオンラインでサマーコースを開催しました。“Understanding Indonesia’s Face through Tourism Destination Rebranding”というテーマで、インドネシア各地の観光地としての魅力や、その価値をさらに高める方策などについての英語による講義の他、観光のためのインドネシア語のレッスンもありました。受講者は100人以上で、インドネシア以外にも、日本、台湾、タイ、エジプト、スーダンなどいろいろな国から参加していました。また、最終日には本学英語学科の山田直子先生が“Discovering Myself Through Discovering Indonesia -Values of Indonesia in Tourism-“と題して、長年に渡りインドネシアで行ってきた調査・研究の内容や人々との交流、そしてその経験から先生が考えるインドネシアのツーリズムの良さなどについて話されました。このサマーコースに参加した英語学科の学生の1人である3年生の小倉明華音さんに、アダチ学科長が話を聞きました。

 

Q(アダチ):私は初日と最終日だけ参加したのですが、小倉さんは全部のプログラムに参加したのですよね。感想を教えてください。

A(小倉):インドネシアに行った時から、地域によって異なる多様な文化に魅かれていたのですが、サマーコースでそれぞれの地域の特徴や、それを生かした観光ができること、さらに国内外からの観光客を増やす試みがなされていることを知りました。参加してよかったです。

 

Q:以前にインドネシアに行ったことがあるのですか?

A:春休みに国際交流ボランティアとして高校生に日本語を教えるアシスタントをしました。山田先生も一緒でした。

 

Q:インドネシア語のレッスンはいかがでしたか。

A:発音が日本語と違っていて難しかったのですが、先生がとてもやさしくて、一人一人の発音を直してくれたりしました。他の国の人も参加していたのですが、日本人には特に難しかったみたいです。

 

Q:6日目にも参加された山田先生によると、小倉さんはよく質問をしていたとか。

A:講義が全部英語なので、内容が理解できているか確かめたり、インドネシア語の発音や意味を尋ねたりしました。

 

Q:大勢の人がいるオンラインの講義ではなかなか質問しづらいと思いますが、積極的で素晴らしいですね。

A:がんばりました。英語学科の2年生の人もよく質問していましたよ。

 

Q:日本語教師を目指しているそうですね。

A:小学校の時から英語が好きで、通訳になろうと思って筑女に来ました。1年生の時に日本語教員養成副専攻のことを知り、日本語を教えることで海外とつながることができると考えました。やりたいことを定めて、それに向けて大学生活を過ごそうと決めました。まわりの友だちがエアライン・ツーリズムを希望していたりして、みんなと違うことに少し不安がありましたが、自分にしかできないことをやろうと思って頑張っています。

 

Q:これまでに筑女で参加した国際交流の活動はありますか。

A:学内の国際交流ボランティアとして、1年生の春休みに留学生とバスツアーに行きました。それから、山田先生のインドネシアのダンス交流にも参加しました。

 

Q:これからの計画はありますか。

A:12月に副専攻の日本語教育実習をマレーシアで行うことになっています。それから日本語パートナーズ(独立行政法人国際交流基金による派遣事業)に応募したいと思って準備を進めています。もし選ばれれば来年の8月から3月まで派遣されます。卒業が延びますが、やりたいことをやろうと思っています。

 

Q:小倉さんの学年は入学したころはオンライン授業ばかりで、勉強も課外活動も、また友だち作りも難しかったと思いますが、対面授業になった今、留学やいろいろな活動にチャレンジする人が増えているのは頼もしい限りです。これからも日本語教師を目指して頑張ってください。

 

 

インドネシアで日本語教育のボランティアをしました。

高校生と一緒に。

7月に筑女に来た短期留学生と。UNDIPの学生もいて、今回オンラインで再会しました。

 

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英語学科で異文化共生の学びについての動画を上映しています。