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【英語学科で学ぶ人】自分の学習スタイルでTOEIC IPテスト800点を突破

英語学科の学生は、1年生の後期から3年生の後期にかけてTOEIC IPテストを3回受験し、学習の成果を確認しています。現在4年生の武谷侑衣子さんは、3年次に820点という高得点を達成しました。また、中高の英語の教員免許の取得も目指して頑張っています。武谷さんに教職担当のアダチ学科長が話を聞きました。

 

Q(アダチ):武谷さんは1年生の時にTOEIC IPテストのスコアが660点と、最初からかなり高かったですね。高得点の人がさらにスコアを伸ばすのはなかなか難しいのですが、どういう勉強をしましたか。

A(武谷):私は継続が苦手で、計画的な勉強はしませんでした。通学の時に電車の中で1時間単語帳を見たりしていました。単語帳をしっかり読むのではなく、なんとなく見るだけでも、結構覚えていったりします。あとは、いつも持っているノートがあって、これに単語の語尾の特徴をまとめたり、文法の規則を書いたりしていました。

 

Q: (見せてもらって)なるほど、大事なルールなどがわかりやすくまとめてありますね。「継続が苦手」「計画的にしない」などユニークですが、自分をちゃんと知っていて、自分にあった勉強をしていたようですね。

A:リスニングは好きなのですが、AさんとBさんが話している場面を集中して聞いているときついというか…。そこで俯瞰的に聞くようにしたら、聞こえるようになりました。

 

Q:え、どういうことですか?

A:図書館でリスニング問題をやっていたのですが、全然「聞こえない」感じで。そこで、問題文だけ見て、あとは想像しながらぼーっと第三者みたいに聞いていたら、聞こえるようになりました。日本語で考えずにそのまま英語を聞くというか。

 

Q:不思議な体験…ですね。それも自分なりの勉強を模索して編み出した方法でしょうね。800点を越えることは目指していましたか。

A:1年生の時に660点だったのですが、それがどのくらいのものなのかよくわかっていなくて、次は700点はいきたい、750点は取りたい、と思っているうちに800点を越えていました。

 

Q:筑女の英語学科はいかがですか。教職生でもありますよね。

A:大学では英語の勉強がしたくて入学しました。いろいろな授業があって幅広く学べるし、こんなにネイティブの先生の会話の授業などがあると思っていませんでした。教職もいいなと思って取り始めて、生徒に英語が楽しいと感じてもらえる授業をしたいと思っています。

 

Q: ゼミは英文学の宮原牧子先生ですね。楽しいですか。

A:楽しいです。宮原先生の授業では、伝承バラッドなど古い作品を読んだり、文学作品を歴史的な背景とともに教えてもらえたりするのが面白かったです。それに、作品を真正面から受け取らないというか、皮肉を効かせてあるところを読んだりするのも好きです。ゼミ生はみんな話し出したら止まらない人ばかりで、楽しいですよ。

 

Q:大学生活もあと1年を切っていますが、卒業後の計画はありますか。

A:両親が飲食業を営んでいるので、手伝うつもりですが、教職にも就きたいです。私立学校の非常勤をしようかと思っています。

 

Q:教職の授業で武谷さんが模擬授業をするたびに、教材研究の確かさや教室英語の多さに感心していましたが、やはり高い英語力に裏打ちされたものだったのですね。しかも自分に合った勉強法を編み出していたというのは本当に立派だと思います。ぜひその英語力を生かして、生徒が楽しいと思うような授業をしてください。

 

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