海外留学レポートReport from Overseas

郷に入っては郷に従え

Mar . 2018

私は、出発前日まで荷物の準備に追われ、バタバタしながら日本を発った。初日から何かとトラブルが起きたが無事、上海に着くことができた。大学に着くと部屋の説明がされ荷物を置くと同時に、サポートの子達に連れられ食事に向かった。サポートの子達は日本語学科に所属しており、留学経験がある子もいた。初日にも関わらず話が弾み、とても有意義に過ごすことができた。帰宅後は荷解きをし、緊張していたせいかすぐ寝てしまった。次の日からは東京から同じく留学に来ている2人と必要書類取得のために自分たちで交番や病院などに行き、知っている単語などを使いながら4人で助け合いクリアした。学校主催のオリエンテーションでは他の国から来ている留学生達と一緒に学内の紹介や餃子体験、嘉善キャンパスなどを訪れた。中国の学生と交流する機会があり、日本語も英語も堪能な姿を見て私ももっと頑張ろうと思えた。休日に入ると、持って行っていた上海の本を見ながら、観光地を巡ったり、有名な小籠包などを食べに行き気分転換をした。2週目からは本格的に授業が始まり、リスニングや会話の授業が全て中国語で説明される。初めは授業のスピードが速いため、ついて行くことに必死になり、聞いては書いての繰り返しだった。しかし、先生が「日本人は中国語を書くことは得意だが、話すことは苦手だから書くよりも話しなさい。」という一言から、授業ではノートをとるばかりがいいのではなく、発言することが一番大事だと分かった。それ以降ノートはメモ代わりで、授業では多く発言したりするように心がけ、日頃から中国語を口にするように意識している。また、授業後は復習に専念しており、一回習った事は次回から使えるようにしている。

私が上海に来て一番難関に感じたことは、学食やお店に行った際の注文である。メニューが全て中国で書かれているため、ピンインが読めなかったり、どんな料理か分からないため、毎日がシークレットなご飯である。それがまた私の楽しみでもある。

中国に来て分かった事は、せっかちで自己主張が強い人が多くいるように感じた。日本人は全体的にまったりしており、何をするにも遠慮がちだと思う。しかし、中国で生活して行くには積極的にグイグイいかないと自分の意見も通らないし、埋もれてしまう。なので、私は積極性と根性でこれからの生活も楽しみたいと思う。