海外留学レポートReport from Overseas

童話の国、南怡島に行ってきた!

Nov . 2017

韓国は、10月から11月に入り一気に気温が下がり、コートや中にはマフラーを着用している人もちらほら見かけるようになりました。韓国の秋はあっという間で、すぐに冬がやってきたようです。ヒートテックが欠かせない時期の訪れを感じています。

 先日、仁川大学の国際交流院主催の文化体験に参加してきました。今学期から仁川大学に留学にきた留学や、前学期からいる留学生を対象としたものです。今回は、仁川大学からバスで2時間ほどの南怡島というところに行ってきました。南怡島は、別名ナミカラ共和国とも呼ばれており、自然豊かな島で楽しく、まるで童話の国を目指すという文化独立を宣言したことから、この別名がついたとされています。私は、南怡島という島の存在は知っていました。ここは、日本でも大ヒットを記録し、日本に韓流という言葉を広めたドラマ「冬のソナタ」の撮影地だったからです。主人公とヒロインが雪だるまをキスさせるという有名なシーンも南怡島で撮影されたものです。そのこともあってか、南怡島には雪だるまのオブジェや雪だるまをテーマにしたカフェなどもあります。
 この時期に行くと紅葉がきれいで、平日にも関わらず観光客にあふれていました。南怡島までは船に5分ほど乗って行くのですが、島に上陸した瞬間からアートの世界に来たような、素敵な芸術品たちが出迎えてくれました。今でいうインスタ映えするものがたくさんありました。島全体が芸術館のようになっていて、どこに行っても楽しめるものばかりでした。そして、秋という事もあり、色とりどりの紅葉やイチョウ並木道という風物詩も楽しむことができました。
 南怡島は、ある個人の島でその人が植えた苗木が立派に育ち、自然豊かな森となった島です。南怡島は、木々だけでなく動物たちもたくさん生息しています。芸術と自然が混合した、まさに童話の国だなと感じました。韓国に今学期から来た留学生の子たちは異国での生活の不安や慣れないことへのストレスがこの南怡島で少しは解消できたのではないかと思います。
 留学生活も残りわずかになってきました。あっという間に終わっていく気がします。留学が終わるのは寂しく、ちゃんとやってこれたかなという気持ちも多少あります。留学という経験をしていることは人生においてすごいことなんだろうなと感じています。半年以上も韓国で過ごしていると新鮮だったこともいつしか当たり前になってきています。しかし、残り少ない留学生活、日本じゃない外国で生活できていることに喜びを感じながら、留学で出会った仲間たちと最後まで頑張りたいと思います。