海外留学レポートReport from Overseas

台湾留学

Oct . 2023

私は9月から1月までの4か月間、台湾の静宜大学に留学予定です。9月6日に台湾に入国し、あっという間に一か月が経ちました。
まず入国して到着までの流れと寮生活についてお話します。
到着日の15時までに桃園空港に到着すれば、空港から静宜大学までは大学が提供してくれるバスに乗って行くことができます。私は入国し空港を離れるまでに外貨両替とSIMの購入をしようと考えていました。しかし、天気の関係で飛行機の到着が大幅に遅れてしまい、到着後は外貨両替しかできず、SIMを空港で買うことができないままバスに乗ることになりとても不安でした。大学の寮に着いてからはWIFIがあったため、なんとかその日はWIFIを使って、家族や友達と連絡を取ることができました。そして次の日に学校内の書店でSIMを購入できるという話を聞き、何とかSIMを購入することができたので安心しました。書店でも空港と同じように様々な会社・期間のSIMから選ぶことができます。他の方のレポートにもあるように、短い期間のSIMを買ってしまうとまた更新しに行かなければならないため、180日や360日分など、自分の留学期間に合ったSIMを買うと良いと思います。もし空港でSIMを買うことが出来なくても、街中の店舗や学校の敷地内にある「敦煌書局」という本屋で買うことができるので、私のように買えなかった場合は参考にしていただければ幸いです。予想外のハプニングに見舞われたため、万が一の場合に備えて、早い時間帯の飛行機で行くことをお勧めします。
また、台湾で生活していくにあたり必要な生活用品、文具などは学校の敷地内だと「581生活館」というお店で、学校外の近辺だと「全聯」などでほぼ揃えることができます。食料に関してはファミリーマートやフードコートなど学校内だけでもたくさんお店があるので、毎回何を食べるか考えるのが楽しみになっています。
寮の部屋は四人部屋で、私の部屋は日本人2人と台湾人2人でした。初めての寮生活ということもあり不安でいっぱいでしたが、わからないことがあったら優しく教えてくれたり、宿題を手伝ってくれたり、ご飯に連れて行ったりしてくれて皆で仲良く生活しています。

次に学校生活についてですが、交換留学生は以下の三つのコースがあります。
・中国語の授業を週15時間分+自分で選択できる(6-7単位分)コース
・中国語の授業を週10時間分+自分で選択できる(11-12単位分)コース
・自分ですべての授業を選択するコース(21-22単位分)
私は一つ目のコースにしました。中国語の授業は入国前に提出するテストの結果でクラス分けされるのですが、もし授業を受けて合わないと思ったら随時クラスを変更することができます。私自身も一番最初に分けられたクラスが自分にとってレベルが高いと思ったので、学内の中国語教育センターに行きクラスを変更しました。今のクラスはベトナム人2人と日本人4人のクラスで、先生もとても優しく、討論やゲームを交えながら学習しています。また、中国語の授業以外では三つの授業を取っています。交換留学生は学科に関係なくすべての授業を受けることができますし、履修登録の際には日本人の先生が細かく説明してくださったので、安心して自分が取りたい授業を選ぶことが出来ました。中でも私が履修している日本語学科の授業は日本語で開講されている授業で、台湾人の子たちとペアになって活動するため、わからない単語やお互いの文化を教え合いながら、楽しく交流することができています。
最近では中秋節がありました。中秋節は三大節句の一つで台湾の子たちは実家に帰ってバーベキューをしたり、月餅や柚子(文旦)を食べたりして家族との時間を楽しむそうです。日本ではそのような文化が無いので、家族の時間を大切にできるとても素敵な文化だと思いました。
この1か月を振り返ると、初めての海外・留学・寮生活で正直不安でいっぱいでしたが、周りの人たちに支えられて楽しく生活できています。中国語も最初は全然聞き取れなかったのですが、少しずつ聞き取れるようになってきたため、まだまだではありますが自分の成長も感じています。台湾に来て1か月が経ち、色々なことに慣れてきた頃です。色々なことに挑戦し、積極的に自分から行動していきたいと思います。
【写真】
(1枚目)上2枚→東海夜市、左下→台湾の友人が連れて行ってくれた台湾茶のお店
右下→台湾の友人がくれた手作りの紅豆蛋黄酥
(2枚目)左上→宮原眼科、右上→大学で開催された中秋節のイベント
左下→大学内のチャペル、右下→中国語の先生がくれた鳳梨酥