海外留学レポートReport from Overseas

台湾留学

Feb . 2023

今月は中国・台湾人にとって1年で最も重要な祝祭日とされている春節があり、それに合わせて大学では1月17日から2月1日までの間は春節休み期間でした。春節の数日前から春節にかけて街は大盛り上がりで春節のメインカラーと言われる赤色の提灯や今年の干支である兎にちなんだ飾り付けが多く見られました。私はこの春節期間中、高雄と台北に住む台湾人の友人の家にお邪魔させていただきました。留学前から春節期間中の台湾人の過ごし方に興味があったため実際に一緒に過ごすことができてとても嬉しかったです。

まずは高雄での過ごし方についてお話します。高雄の友人の家には日本の大晦日にあたる除夕からお世話になりました。この日はお寺に拜拜(お参り)に行きました。ここでは過ぎゆく1年に感謝しこれから迎える新たな1年は健康に過ごせるようにとお参りしました。次の日は1月22日春節当日で友人の親戚の家で鍋を振舞ってもらいました。春節の夕食は「団欒飯」と言われていて一年で最も重要な食事だとされています。最初はとても緊張しましたが台湾と日本の違いなど沢山話すことができたので良かったです。次の日からは龍虎塔や愛河など様々な観光地に連れて行ってもらい高雄を堪能することができました。
次に台北での過ごし方についてです。
台北でお世話になった友人は中学以来の友人であることからご家族も私のことをよく知ってくださっていました。中国語能力を高めるために沢山質問をしてくれたり話しかけてくださったため会話能力がぐんと伸びたと思います。また九份や台北101、猫空や台北市立動物園など沢山の場所に連れて行ってもらい充実した日々を送ることができました。

私は中国語を勉強する上でスピーキング力に苦手意識を持っていました。しかしこの期間中はホームステイのような環境で友人以外の台湾人と話す機会が沢山あったため強化できたと思います。わからない事があると躊躇せずに「什麼意思?」と聞くことで理解し知識を増やすことができました。この意欲を大切に残り少ない留学期間も貪欲に学んでいこうと思います。また春節を現地で過ごすという貴重な体験ができて本当に恵まれていると思います。誘ってくれた友人、温かく迎えてくれた友人のご家族に心から感謝します。

写真1枚目は高雄の写真(団欒飯、龍虎塔、愛河、頂いた紅包)で2枚目は台北の写真(台北101、台北市立動物園、九份、振舞っていただいた餃子)です。