海外留学レポートReport from Overseas

留学生活スタート

Mar . 2022

【入国について】
 私は2月20日に渡韓しました。コロナの関係で福岡から韓国までの直行便がなかったので、成田空港を経由して仁川空港に向かいました。特別に必要だった書類はワクチン接種証明書(英語版)と出国48時間前に受けたPCR検査の陰性証明書(英語版)です。仁川空港に着いてからは、①検疫所(飛行機の中で書いた紙・ワクチン接種証明書・陰性証明書の確認)②自己診断アプリまたは自宅隔離者安全保護アプリのインストールの確認③通常の入国手続き(ビザの確認など)をしました。その後、荷物を受け取ってからゲートを出たら、どこの地域に隔離に行くか聞かれて、地域ごとに指定されたゲートから外に出ることができました。

【隔離期間について】
 仁川空港から隔離施設までは検疫タクシーが必要です。隔離期間行ったことは大きく2つです。1つは2回のPCR検査です。1回目は入国して1日以内に受けなければなりません。私は日曜日に入国したので保健所が開いておらず、次の日の朝に行きました。2回目は隔離施設から出るために受けなければなりません。隔離解除日に陰性の結果を持っている必要があるので隔離5日目に保健所に行ってPCR検査を受けます。隔離期間に外に出れるのはPCR検査の時だけでした。また、PCR検査はすべて検疫タクシーで行く必要があります。2つ目は語学堂のレベル分けテストです。パソコンで行うテスト(2/24)と先生と10分程度会話するスピーキングのテスト(2/25)がありました。

【オリエンテーションと授業が始まるまで】
 2月27日に隔離が解除されて、寮に移りました。そして、次の日(2/28)にオリエンテーションがありました。自己紹介や授業の単位の話、外国人登録など重要な事項の説明で簡単に30分程度で終わりました。本来ならその後、昼食を一緒に食べたりするそうです。その日の午後にバディの子の手伝ってもらって、銀行に口座開設に行きました。銀行が混んでいて、2時間程待ち時間があり、大変でしたが、無事に口座を開設できました。
 唯一次の日(3/1)が何も予定のない日だったので日本人の友達と弘大に行きました。ご飯を食べたり、買い出しをしたりして、やっと韓国らしいことをたくさんできた日になりました。

【語学堂について】
 3月2日から語学堂の授業が始まりました。語学堂のクラスは初級、中級、高級と大きく3つに分けられて、13~1人程のクラスが級において4クラス程あります。私は、TOPIK5級を持っていたこともあり、始め高級5級のクラスに分けられましたが、1年間勉強することを踏まえて、ゆっくりじっくり学びたいと思ったことと生活に慣れていないところで始めから高い級で勉強する自信がなかったので、先生と相談して4級のクラスに移動させてもらい、勉強することにしました。テストのまま分けられるクラスも問題ないと思いますが、自分がどのように勉強したいかも大事なことだと思いました。
 語学堂は、毎日9:00~13:00までを10週間で一学期です。1年間を通して、春学期、夏学期、秋学期、冬学期と4学期あります。授業は教科書とworkbookで進められます。4級までは毎日宿題も出て、計画的に韓国語を勉強できると思います。
 また、私は交換留学生なので徳成女子大学の授業も受けることができます。韓国に来る前に興味のある学部を選択することができます。私は国語国文学科です。しかし、まずは韓国語を学びたいと思ったので、語学堂の授業を中心に時間割を決めました。語学堂の授業を取ると、学部の授業は13:00以降の時間にしか取ることができません。前期は教養ボーリングという授業を取りました。韓国人の友達を作ることができたら嬉しいです。後期にはもっと学部の授業も取れるように頑張りたいと思います。

【この2週間で行ったこと】
 ワクチン接種証明書を韓国版にする(保健所)・銀行口座開設・教科書購入・外国人登録書類提出(団体なので個人ではしません)・学生証申請書類提出(銀行)・5月TOPIK申請(試験費別途)・証明写真を取る(外国人登録と学生証申請のため)→証明写真は背景が白でないといけません!(私は背景が青のものを日本から持っていきましたが使えないので、韓国で撮りました)

 始めの2週間は、申請する手続きが非常に多く、大変でした。不安になることもありましたが、一緒に来た友達やバディの子に支えてもらいながら一通りは終わったと思います。今は学校が始まって、寮に住むことにも少しは慣れてきました。文化の違いや日常の様々なところからたくさんの経験をして毎日楽しく過ごしています。TOPIK6級合格という目標も頭に置きながら、勉強も遊びも充実させて、たくさんのことを経験したいと思います。