海外留学レポートReport from Overseas

試験漬けの秋

Oct . 2019

【学校生活】

 語学堂の中間試験が終わり、今月の中頃に試験結果が出ました。高級のクラスになると授業で扱う文法の難易度が格段に上がり、日常会話と公式な場での使い分けが必要なもの、主に報告書発表や作文などを重点的に学んでいます。そのため、中間試験でも文法問題にとても苦戦しました。試験結果を見ると、一次進級合格ラインは突破していたものの期末考査まで油断できない結果でした。期末考査はボランティアで参加する日韓キャンプが終わった次の日から始まる予定です。

 大学でも、語学堂の中間試験が終わり程なくしてから中間試験が始まりました。私の場合はつい先ほど全ての試験が終了したのですが試験期間は今週末までとなっています。私が今学期受講している講義で中間考査を実施したのは、中国語と社会学、そして日韓異文化コミュニケーションの講義(試験の代わりにPPT発表)でした。中国語と発表試験は緊張こそしたものの、無事に終えることができました。しかし社会学の試験は、選択問題と自筆エッセイが出題され、専門用語ばかりでとても苦戦しました。自筆エッセイは一応韓国人学生と同じくらいの量を書けたのですが、質的には劣っていると思うので試験結果と期末試験がとても不安です。

 しかし、忙しい中にも楽しみはあり、前回のレポートを提出して間もなく秋の学祭がありました。この学祭は春にあった学祭とは異なり小さい規模で行われました。開催内容は毎年異なるようで、今年は巨大なスクリーンに映像を投影する形で映画祭がありました。授業が終わった午後7時頃に学校の芝生広場で開催され、学生や家族連れの人々がレジャーシートを敷いてチキンやビールを飲み食いしながら見ていました。映画は二つ上映され、私は히든 피겨스(邦題:ドリーム)という、実話が基に製作されたNASAで働く黒人女性の映画を鑑賞しました。映画が上映されている間、あちこちから笑い声や差別に対する批判的な声や拍手が聞こえ、開放的な場所で見ているからこそ気持ちも開放的になるのだと感じました。

 

【余暇活動】

 語学堂の中間試験が終了したその日の午後に、二泊三日の釜山旅行へ行きました。初めてKTXに乗ったのですが、USB充電口もあり車内で飲食も可能でとても快適でした。様々な場所へ行き様々なものを食べましたが、その中でも돼지국밥と市場で食べた떡볶이が忘れられないくらいとても美味しかったです。また、祝日にロッテワールドへ行きました。ロッテワールドでは今、ハロウィンのイベント実施されていて、ハロウィンメイクをしている人たちが多くいました。

 総合的に今月は休む暇がなくバタバタとしていましたが、来月まで日韓キャンプの引率や語学堂の期末考査があるため何かと忙しい日々が続きますが今しかない留学生活を精一杯忙しく過ごしていこうと思います。季節の変わり目になりますので、皆さんもお体ご自愛下さい。