海外留学レポートReport from Overseas

時間に追われる11月

Nov . 2019

韓国は今月に入って気温が氷点下を超え、冬が本格的に始まったのだと実感しています。

さて、前回のレポートを提出してから、本当にたくさんの出来事がありました。

まず、学校生活についてですが、以前のレポートで報告したとおり今月は1週間の高校生日韓交流プログラムに2回、通訳として参加させていただいたため、2週間の間大学の授業は公欠させて頂きました。日韓交流プログラムでは、約60人の高校生を2つの団に分けさらに1団を3つのチームに分け、チーム毎に1人ずつ通訳として徳成女子の学生が付いていました。プログラムでは、韓国の高校訪問や、韓服体験、さらに明洞でフィールドワークを行いました

私は学生ボランティアとして参加させていただいたのですが、基本的にプログラム進行中は寝食も高校生と一緒に行いました。なんとなく、自分のスキルアップに繋がりそうだと感じ志願したボランティアでしたが、想像以上に忙しく、体力的にも精神的にも鍛えられた2週間でした。特に明洞でのフィールドワークは、完全な班別行動で、班員の意見を予めまとめておき限られた時間の中で行動しなければならないのですが、平日といえども明洞は常に人で賑わっており、はぐれないように常に気を張っていました。また、その後の夕食も自分達で済ませなければならず、事前の団体予約なども全て行いました。

1週間という限られた時間の中で、高校生たちに韓国の良いところを沢山見せられるように奔走した2週間でしたが、最後に空港で見送った際、どちらのプログラムでも高校生達が泣きながら別れを惜しんでくれたことで、時分の苦労も報われた気がして、とても達成感を感じました。

次に、余暇の過ごし方についてですが、実はボランティアがはじまる前、私の大学生活を補助してくれるバディのキムギョンジュさんの実家にお邪魔させて頂きました。ギョンジュさんの実家はアンドンという所にあり、ソウルからは高速バスに乗って2時間半程度かかりました。アンドンは、鯖と찜닭という郷土料理や、1000ウォン札に描かれている도산서원という場所や하회마을という場所(いずれもユネスコ世界遺産)で有名な所です。また、日本占領時代には、多くの活動家が活動を行なってきた場所としても有名です。アンドンに到着すると、まずギョンジュさんのお家にお邪魔させていただき鯖をご馳走になったあと、韓国三大パン屋として有名なマンモスベーカリーを訪問しました。

その後、ユネスコ世界遺産である도산서원という朝鮮時代の大学を訪問し、帰り道でギョンジュさんのご両親と初めてお会いしてご挨拶しました。夕食はギョンジュさんのお姉さんと찜닭という鶏肉の煮物と春雨のような麺が入っている料理を頂きました。その後も観光を楽しみ、その日は泊まらせて頂いて、翌日また하뢰마을という世界遺産を見に行きました。大きな川に囲まれたとても美しい場所でした。両日とも天気も良く、韓国の方々の暖かさにもふれ、留学生活のとても素晴らしい思い出になりました。

来月から、語学堂の最終学期と、大学の期末試験が始まるので、体調管理に気を付けていい成績を修められるように頑張ります。