今月の1日に、私は日本へ帰国した。私は特に研修に参加する予定もなく、夏休みが終わるギリギリまで、日本で過ごす予定だ。久しぶりに会う家族や友達、久しぶりに見る景色、久しぶりに聞く日本語が、自分に安心感を与えてくれた。

　日本でも充実した日々を送っている中、日本へ戻ってきて驚いた事が1つある。それは、携帯を使ってお金を払えるアプリが増えていたという事だ。中国では、基本的に現金で支払うのではなく、｢微信｣や｢支付宝｣等のアプリを通して支払いを行っていく。その方法を日本でも取り入れようとする動きがあるようだ。私は中国で実際にこの支払い方法を使ってみて、まず財布を持たなくてもいい事や、銀行から直接引き落とされる事、また、支払い時の効率が良いという部分等、長所も沢山あるが、その反面、今の時代ネット環境が発展している分、個人情報が流出してしまう恐れもあり、勝手に引き落とされてしまう可能性がある事や、そもそも今まで使ってきた現金自体を使用する機会が減ってしまう事等、短所も沢山あるのではないかと思う。個人情報の流出に関しては、今でも数多くの事件が起きているため、常にそれぞれが意識していかなければいけない事だが、現金の使用回数が減るのは、個人的な意見ではあるが、どこか寂しいような気もする。直接お金を払うことで感じる感謝、ありがたみがあると私は思う。とにかく、日本でも中国と同じような方法を取り入れようとしている動きがあるという事を情報番組で知った。

　この事以外にも、日本と中国との違いは沢山あると思う。ただ普通に過ごすのではなく、小さい事でもいいから、意識しながら周りを見渡すのも楽しいのかもしれない。残りの約1ヶ月半、日本での生活を満喫していきたいと思う。