海外留学レポートReport from Overseas

テストに向けて

May . 2019

 最近台湾で新しいトートバッグを購入しました。その際にお店の方とおすすめの色やデザインなどを話しあうことができました。文法が苦手なため、ただ単語をつなぎ合わせただけのカタコトな会話になってしまいましたが、しっかり向き合って人と話すことができたのは、私にとってとても大きい成果だったのではと感じます。何事もまずは話してみることが大切だと感じ続ける日々です。

 さて、4月に中間テストが終わり一息付けたのもつかの間、6月になると最後の期末テストが待っています。今はテストの対策やパワーポイントを使ったプレゼンの作成に追われています。プレゼンは特に日本の伝統文化や現代文化について触れることが多く、聞き手に伝わりやすい文章やプレゼンを作成するように努力しています。プレゼンは各国の留学生の特徴がよく現れるように感じます。日本人や韓国人は分かりやすく箇条書きにされたスライドをたどりながらしっかりと原稿を読んでいる印象ですが、欧州の留学生は時折聞き手へ質問をしたり図や写真、アドリブを多く使用しながら聞き手を引き込むプレゼンをする印象です。これを比較して良し悪しを決める訳ではありませんが、様々な文化の違いをその場で見て感じることができるのはとても感慨深いものです。

 余談ではありますが、日本語の文章を書く機会が極端に少なくなったこともあり、最近日本語の文章を書く能力が落ちてきているような気がしてなりません。母国語から距離を置いて生活しているということもあるので、仕方のないことだとは思います。勉強で疲れた時に日本から持ってきた詩集を読みふけるのが最近の密かな楽しみです。

 期末テストまでもう少し。満足のいく結果が出せるようにしっかり取り組みたいと思います。