海外留学レポートReport from Overseas

中国文化大学について

Jul . 2019

帰国から早くも1か月が経とうとしています。半年の留学生活を味わった後の母国の生活はとても新鮮なことばかりです。日本の様々な文化や生活を客観的な視点で見られるようになったのは、今回の留学の大きな収穫の一つだと思います。とは言うものの、日本で羽を伸ばしながらだと大それた経験談を書くこともできないので、今回は今後留学を考えている人へのささやかなプレゼンをしたいと思います。

私が短期留学をしている中国文化大学は、台湾桃園国際空港から公共交通機関を用いて約2時間半でアクセスできます。大学自体は陽明山の中にあるため、気候の変動に影響を受けやすく、突然強風や大雨に襲われる時もあります。梅雨時にはなかなか青空が見られない程です。しかしバスを使って山を下るとすぐそこに台北の街が広がります。台湾観光でも特に有名な士林夜市は大学寮からおよそ30分でアクセスできます。また捷運(MRT)と呼ばれる電車を使えば台北市内のアクセスは容易です。交通機関を使うにあたって私が一番驚いたことはその費用です。文化大学から台北駅まで30元ほどで行くことができます。乗り換えの表示も分かりやすく、気になった場所に気軽にアクセスできるのは大きな魅力の一つだと感じます。大学側からの対応もとても親切で、困ったことがあれば現地の日本語学科の学生に質問できます。他大学からの日本人留学生も多く、お互いに分からないことがあれば気軽に相談できるのも良いところです。

さて、今は日本で羽を伸ばしつつ語学学習に取り組んでいるところです。しかしながら中国語で溢れ返る環境での学習と比べて日本での学習は少し物足りなく感じる部分が多くあります。そのため応用には手を出さず、日本の大学で学んだ基礎を見直すなどして、しっかりと土台を作るようにしています。残り1か月の帰国生活を有意義に過ごせるようにしたいです。