海外留学レポートReport from Overseas

留学生生活終了を目前に思うこと

Jan . 2019

このレポートも最後となりました。一年間韓国で生活してきて感じたこと、楽しかったこと、辛かったこと、沢山の思い出でいっぱいです。帰国日まではあと少しありますが、残りの留学生活をしっかりまとめて、充実したものにしたいと思います。今回の報告書では私が今後悔していること、実体験等をもとに、次に留学に行く学生に向けてアドバイスしたいことについて書きたいと思います。たくさんアドバイスしたいことはあるのですが、三つに絞って紹介します。

まず一つ目は韓国語の文法の基礎をしっかり固めてから韓国に行くことです。学校、語学堂によって韓国語の授業形式は異なるとは思いますが、語学堂では会話練習は勿論、文法等も習うかと思います。いくら外国人向けに開講されている語学堂の授業とはいえ、初めは先生の話す韓国語を聞き取ることで精一杯で文法を理解する余裕が私の場合なく、他の学生よりも遅れをとりました。韓国語の流暢さに関係なく誰でも文法基礎はすべて、しっかり固めて行くべきだと感じました。

二つ目は留学に行く前に語学研修等の短期語学プログラムに参加することです。このようなプログラムに事前に参加しておくことで韓国人の友人も会うことができるうえ、韓国で生活することが日本とどのように異なるのか大体知ることができます。可能であれば自分が留学したいと思う韓国の大学が実施しているプログラムに参加することをおすすめします。私の場合、大学一年生のとき東亜大学で実施されたプログラムに参加し、そこで出会った韓国人の友人に今回の留学生活で多くの助けをもらいました。韓国に来たばかりのとき、韓国で出会った日本人学生のなかには韓国人の友人がいなくて韓国にいる気がしない、韓国人の友人がほしいと悩んでいる友人も多くいました。韓国に韓国人の知り合いがいるという事はとても心強い支えとなってくれます。

最後は孤独を味方につけることです。いくら友人がいたとしても毎日一緒にいるわけではありません。時間に余裕のある留学生とは異なり、韓国人の学生は私の想像以上に毎日忙しくしていました。留学にきたら韓国人の友人をたくさんつくり、たくさん韓国語を使って話をすると意気込んで来たものの、現実はそううまくはいきませんでした。今となってはそんなことはないですが最初は韓国に来ているのになんで、思ったように韓国語を使う機会がないなど、一人でいることに大きい不安を感じました。一人でいる時間を寂しいと捉えるのではなく、自分を成長させるための時間だと捉える事が大切です。図書館やカフェで語学堂の授業の復習をしたり、知らない場所に出向いてみるなど、一人だったとしても寮にこもらず、とにかく外にでること。外出先で道がわからなくなったときにはスマートフォンで検索するのではなく人に聞くなど工夫次第では来たばかりで友達がいなくとも韓国語を使う機会は自分で作ることができます。そうしていくなかで自然と知り合いも増え、交友関係が広がっていきます。このアドバイスが次の学生に繋がれば私が交換留学生として留学をした意味があるのではと思います。