海外留学レポートReport from Overseas

300日

Dec . 2018

韓国に来て約300日が経ちました。韓国で生活をした300日という時間は長いようであっという間でした。残りの韓国での生活も今まで以上に楽しめたらいいなと思います。

12月18日から12月24日の間、大学の期末考査期間でした。今回私は3科目試験を受けたのですが、とても大変でした。中間試験の時に失敗をしたので後悔しないように一生懸命勉強をしたのですが、韓国語が母国語ではない私にとって資料を読むというだけでも一つ一つ単語を調べながら読んでいかなくてはならず、A41枚の資料を読むのに長い時間が必要でした。一緒に受講していた韓国人の友人が“ここはこうやって勉強したらいいよ”、“この単語の意味わかる?私もこの単語はこの授業で始めて聞いた単語だから、あゆみは大丈夫?”などと声をかけてくれ、自分の勉強もある中で私の勉強のサポートをしてくれました。試験の内容もただ暗記して答えればいいものではなく、自分の考え、意見を論述する問題もありました。韓国語で記述するため文法的に合っているか、正しいつづりで書けているか不安な面も多かったのですがなんとか時間内に終わることができよかったなと思います。友人の支えもあり、今回の期末考査を無事に終えることができました。

 期末考査後は語学堂の講義のみになりました。語学堂は午前中にあり、午後からは時間にゆとりでき、自分が行きたかった場所にたくさん行くことができるようになりました。さまざまな場所に出向いていくうちに様々な年代の人と話すことが多くなりました。そんな中で印象深く楽しかった出来事がありました。私はもともと知らない場所に一人で出歩くことが好きで、この日もなんとなくそのへんにあった少し古いパン屋さんに入りました。そこで働いているおばあさんは私にこんなに若い子が来てくれたのはいつぶりだろう!こんな小さい店どうやって見つけたの?と声をかけてくださいました。沢山話をしていくなかで実家は釜山のどこと聞かれ、私が留学生であることを告げると驚いた表情で“韓国語上手ね、韓国人と思って話してた”と言ってもらうことができ、自分の実力が上がっていることに気づき、とても嬉しかったです。また帰り際には留学期間残り少ないけどまた来てねと言ってくださいました。私はこの方の優しさにとても心が温かくなりました。大学の授業や語学堂では若い人の話す韓国語を主に聞いているためお年寄りの方が話す韓国語を聞き取るのは難しいです。おばあさんは私がわからないと伝えると簡単な言葉を使ったり、標準語で話をしてくださりました。この出来事もあり私は様々な年代の人と話す機会の大切さを知りました。

 大学で出会った友人、偶然であった人達の優しさがあることで自分は留学生活を楽しめることができているのだなと改めて実感し、またそんな人々の優しさに答えてあげることのできるような人になりたいと感じた、そんな月だったなと思います。