海外留学レポートReport from Overseas

やっぱり中国って面白い! 

Jan . 2019

 1月に入りました。2019年明けましておめでとうございます。

留学最後のテストも終わり、他の国から来た留学生たちは次々に帰国していきました。夜遅く外から帰って来て、宿舎にともる光がだんだん少なくなっていることに日々寂しさを感じています。

 さて、私はこの休みを利用して旅行に行こうと考えていたので香港へ3泊4日行って来ました。まず驚いたことが、上海から香港の移動で飛行機を利用した際、国内線ではなく国際線だったということです。中国人からすると香港はもう一つの違う国という位置付けなのでしょうか。香港の日中気温は1月末の今でも20度ほどあり、とても過ごしやすい天気でした。また、日も長く、夜遅くまで開店している店も多く友達や家族とゆっくり観光するにはうってつけの観光地だと思います。香港で話されている言葉は広東語だと聞いていたので、言語の面では少し心配していたのですが、普通に中国語で意思の疎通ができたので安心して旅行を楽しめました。フェリーやオープンバスに乗っての観光や、SNSで人気な写真スポット巡りなど毎日夜12時ごろやっとホテルに帰り着く、そんなアクティブな旅行でした。

 そして、香港旅行の次の週、私はまた空港にいました。行き先は「ハルビン」です。みなさん、ハルビンは知っていますか?ハルビンは中国最北にあるにあるロシアに隣接した都市です。ロシアの文化を色濃く受けている地域なのですが、それはもうとても寒く、ロシアよりも寒いと言われています。私がなぜハルビンに行ったのかというと、留学前に大学の先生からご自身の出身地であるハルビンの写真を見せていただいたことがきっかけです。写真の中は一面の雪景色、人々はロシア帽をかぶり、それはそれは私の知る中国とはまた違う新しい中国の姿でした。この写真を見て、中国はやっぱり広いのだなと感動しました。その感動した風景を自分の目で見る為に私はハルビンへ旅行に行きました。ハルビン空港に着くと、真っ先にあるのは着替えるためのロッカールームです。観光客はみんなそこで着込んでバスやタクシーに乗り込んで行きます。私もできるだけ着込んで、ズボンや靴下も3枚重ねて履いていました。到着した時の気温は−12℃で、その時手袋や耳あてをしていなかったのですが、たかだか数分外に出ているだけで指や耳がちぎれるかと思いました。みなさんハルビン旅行の際は耳あて、もしくはフード付きの洋服をお勧めします。ハルビンでは有名な雪祭りを観に行きました。ハルビンの雪祭りは世界三大雪祭りの一つです。中にカラフルな電飾を入れた氷を高く積み上げ作る氷の建造物は見事なまでに圧巻です。規模も大きく、寒さなんて忘れるくらいにずっと観ていました。また、凍った川の上を歩いたり、狐を抱っこしたり、美味しいロシア料理を食べたり、したかったことが全てかなった旅行でした。

この1年中国の国内旅行にも多く行きましたが、私にはまだまだ知らない中国の姿があることを旅行に行くたびに実感しますし、中国ってやっぱり面白い!そう思います。留学はもう直ぐ終わってしまいますが、帰国しても様々な視点から新しい中国を発見して行きたいです。