海外留学レポートReport from Overseas

「自分で行動しなくては何も始まらない!」

Dec . 2010
ついにフォールセッションが終了しました。卒業セレモニーでは一人ひとりに修了証が授与されます。感動して泣いている人もいれば、やっと自国に帰れるとほっとしている人もいました。私はこのセッションでカナダの文化を学び自国を振り返るチャンスを得ることができまた。友達や家族といった周りにいる人の大切さを知りました。この3カ月の間で留学に来る前に立てていたプランより多くのことを学ぶことができました。結果、私はこのセッションですごく良いスタートをきれたと思います。なかにはこのセッションで自分の英語能力に満足しきれず、後悔している人も見受けられました。人それぞれ結果は違うだろうし、留学への思いも違います。ですが、このセッションで強く思ったことは「自分で行動しなくては何も始まらない!」ということです。これは留学以外のことでも言えるのですが、自ら何も行動していないのにいつも周りの環境のせいにするのはおかしいことだと私は思いました。なぜ私がこのようなことを思ったのかというと、このセッションに対して不平を言う日本人が多かったからです。このセッションではかなり多くの日本人が留学に来ていました。そのため、多くの人が「このセッションは日本人が多すぎるから、自分の英語が上達しなかった」「友達が日本語をしゃべってくるから私もしゃべってしまって結果自分の英語に満足いかなかった」などといった不平をよく聞きました。でも周りのせいにしてもそこから前には進みません。また、いつもパーフェクトな環境に自分がいるとは限りません。だからそれをふまえた上で、自分がどうやって生きていくかが重要だと思いました。まずは失敗してもいいからやってみようという気を持ち、やってみてダメでもそこで諦めず次の策を練ることが大切だと思いました。こういったメンタル面を私はこの留学で学ぶことができました。留学に来る前にまさかこのようなことを学ぶとは思っていませんでした。私は今新たに目標を持ちました。「日本に帰るまでにたくさんのことに挑戦しありったけのことを学び良いことはいっぱい吸収していこう!」という目標です。あと残りの8カ月を思う存分学ぼうと思います。
 話は代わり、クリスマスのことについて少し話したいと思います。みなさんご存知でしょうか。ここカナダではクリスマスは家族や親せきが一度にひとつの家に集まりその日を過ごします。もちろんお店は閉店します。そして子どもも大人もたくさんのプレゼントをサンタさんや家族、親戚からもらいます。その人が亡くなるまでもらいます。クリスマスは家族や親せきが一度に集まり過ごせる素敵な日だと思いました。ですが、ここで問題視されていることがひとつあります。人々がプレゼントをもらったりあげたりすることをクリスマスの目的と思い、クリスマスの本当の意味を忘れてしまいがちな傾向にあるということです。ここは日本と似た問題だと思いました。大人たちは若い人たちに本当の意味を語り継げ、若い人たちも大人たちのそういった話に耳を傾けるべきだと思いました。
 日々、このようにカルチャーショックを受けて過ごしています。話したいことが山のようにありこの留学報告書には収まりきれませんが、日本に帰ったらたくさんのことを多くの人に教えていきたいです。