海外留学レポートReport from Overseas

留学は英語を学ぶだけではない!

Nov . 2010
今月もとても充実した月でした。6日・7日にスクールトリップでオタワとモントリオールに行ってきました。そこで驚いたことは、言語が上手く耳に入ってこなかったということです。なぜなら、そこでは英語とフランスの両方の言語が話されるからです。お店の標識も英語とフランス語、もちろん店員さんは両方の言語を話すことができます。同じ国で2つの言語が使われるということがとても興味深いことでした。
11月11日はリメンバランスデイ(remembrance day)でした。この日は、第一次・二次世界大戦と朝鮮戦争の戦没者を追悼する日です。私たちはポピーの花を服に付け、午前11時にクィーンズのホールに集まり黙祷を捧げました。この日の2コマ目の授業はこのリメンバランスデイのためありませんでした。ポピーの花はこの日の1・2週間ほど前からたくさんの人が自分の服などに付けていました。この日が近づいていくにつれ、その花を付けている人を多く見掛けました。それを見て、もうすぐでリメンバランスデイが近づいているという実感を持たせることができます。その花を身に付けるという面でカナダ人のその日に対しての意識の高さや、統一感を感じました。この日、私も死者の方々に黙祷を捧げました。
11月20日はサンタクロースパレードがありました。この日のために子どもたちはサンタクロースに渡す手紙を用意します。私のホストブラザーはたくさんのおもちゃの名前を手紙に書いていました。20個ほど書いていた気がします。本番のパレードではたくさんのグループがユニークな衣装を着て道路を歩いていきます。ダンスグループやアイスホッケーグループ、幼稚園のグループ、警察、自衛隊と様々なグループがパレードに参加していました。パレードではそのグループがひたすらパレードの道を歩いて手を振ったり、ダンスなどのパフォーマンスをしながら歩きます。観客の人たちはその人たちに笑顔で手を振っていました。カナダの人のぬくもりを感じました。またそこで初めてサンタクロースへの手紙を渡しました。名前、住所、郵便番号もきちんと書いて。パレードの最後はサンタクロースがやってきてそれで終わりです。
この3ヶ月でもカナダのことをたくさん知り、自国のことや自分のことを考え直す機会をたくさん得ることができました。留学はやはり英語を学ぶだけではないのだと改めて思いました。逆に英語だけを目的に留学に行くことはものすごくもったいないことなのだとわかりました。この留学を無駄にだけはしないように英語に限らずたくさんのことを学んで帰ってきたいと思います。