海外留学レポートReport from Overseas

一期一會 

Oct . 2018

10月に入り留学生活も終盤に差し掛かりました。

授業も毎日楽しく受けています。私たちの中国語のクラスは皆とても仲が良く休日に食事に行ったり様々なアクティビティをそれぞれが提案し合い予定が合えば休日も集まって遊びに出かけています。国籍もイタリア・スペイン・ベトナム・ナイジェリア・フィリピンと様々で毎回の授業で多くの発見や文化の違いを感じています。先日は自分の国についてプレゼンテーションを行いました。各国の文化や食べ物、民族衣装、お祭りなどについて知ることができました。行ったことのない国ばかりですがプレゼンテーションを聞いて旅行した気分になりました。またスペインのトマト祭りなど変わったものもありとても興味深くアジア・ヨーロッパ・アフリカで全く違う文化があることが面白かったです。授業も教科書だけの勉強ではなく中国語を使ってゲームをしたり討論をしたり工夫がされています。国籍も年齢も経歴も全く違うメンバーが集まって同じ授業を受けていることがとても新鮮です。

最近は中国語が上達したと感じることが多くなりました。現地の方と話す際や旅行に行った際に困ることもほとんど無くなりました。最近は休日を使い、よく台湾内を旅行しています。今月は台南・台北・花蓮に行きました。台南へ行くのは今回で3回目です。台南は街並みがカラフルで可愛く、おいしい食べ物も沢山あります。毎回来て幸せな気持ちになって帰れる場所です。私は台中に住んでいるので台南にも台北にも行きやすく今回の台南旅行も日帰りで十分楽しめました。

そして、今月の中旬には韓国の釜山に留学中の藤岡さんが台湾旅行に来てくれたので私も台北に行き久しぶりに再会しました。久しぶりに沢山話せて懐かしい気持ちになりました。留学先は違っても頑張っている友達の話を聞くと私ももっと頑張ろうと思えます。台北では一泊して二日目には筑女へ以前留学していたアンシン・セイカ・ショウジちゃんたちと会い一緒に夕食を食べました。皆日本語が上手でいつも驚かされます。嬉しいことにショウジちゃんは今月末から福岡で就職することが決まったそうです。以前から日本で働きたいとインターンシップをしたり努力している姿を見ていたのでとても嬉しかったです。今回の台北旅行ではいろんな友達に会えました。台北へ留学している先輩や友達とも予定外に運良く会うことができたので楽しい旅になりました。

花蓮への旅行は今回が初めてで東の方へ行くのも初めてでした。台湾東部はまだ台北や台中ほど開拓が進んでいないため自然が沢山あります。海と山が同時に楽しめる場所です。台中はバイクが多く空気が悪いと感じることが多いのですが花蓮は自然がいっぱいで空気も新鮮だったのでリフレッシュできました。この旅では現地の方とお話しする機会が多く皆さんとても親切にしてくれます。宿泊先で出会った方は私たちが旅行者と知ると行きたいところはどこ?と聞いてくれ、行き方や有名なスポットまで写真を見せながら丁寧に教えて下さりました。あまり計画をせず花蓮には行ったのですが充実した旅行になり行って良かったと心から思いました。しかし、花蓮から帰りの電車に乗り台北へ着いた時、台湾の北東部宜蘭で台鉄の脱線事故があったことを知りました。ちょうど私たちが乗っていた電車と時刻も場所も同じくらいでしたが私たちが乗っていた電車とは逆方向の電車の事故だったので私たちに影響はありませんでしたが事故を知ったときは震えました。この事故で多くの方が亡くなっているので心が苦しいです。留学生活にも慣れて当たり前に生活をしていますがここは海外であるということと交通事情や治安の問題などもしっかりと把握し気をつけて生活しなければいけないと改めて思いました。