海外留学レポートReport from Overseas

韓国で過ごす夏休み  

Aug . 2018

8月10日に語学堂が終わり韓国で迎える夏休みが始まりました。

8月前半には韓国で受験した韓国語能力試験の結果発表、語学堂の期末考査がありました。韓国語能力試験の結果は韓国で受験した場合、日本で受験するときよりも早く結果を見ることができます。私は留学に来る前3級まで取得して留学に来たのですが今回の試験では5級を取得することができました。もう少し点数があれば次の級である6級に合格する事ができた点数だったのでとても悔しかったです。次に受験予定の試験まで今回不足していた作文、読解に力をいれて勉強していこうと思います。

 夏休みに入り韓国も本格的に暑くなりました。私個人の感覚では日本よりも湿気がなく、過ごしやすい気候だと感じました。時間があるので留学生のほとんどは自分の国に一時帰国、韓国人の友人も実家で過ごしている人が多いです。私のように夏休みの間も寮に滞在する学生もいるのですがそういった学生は寮の滞在手続きが必要でした。しかしその手続きが少し複雑で困惑する留学生も多かったです。元々全員退寮しなければならない期間でも滞在することができると聞いていたのですが滞在できないと言われ寮滞在を希望していた私はとても驚きました。寮の職員と話をして解決することができたのですが、正直まだ韓国語で意見を伝えたり、要求、説得する力が不足している私にとってこの問題が解決するまで“寮出たら住むところが無い”“日本に帰る飛行機取らないといけないかも”等、不安でいっぱいでした。しかしどんなに語学の力が不足していようとも自信を持ってしっかり意見を言うことは難しいことだけれど大切なことだと改めて実感しました。

帰国せず、寮に残った私は基本的には周辺に住んでいる韓国人の友人と会ったり、一人で出かけたり、ルームメイトと出かけたりしました。金海にあるウォーターパークや博物館の展覧を見に行ったり、夏にしかないイベントに参加したりもしてとても充実しています。また遊びだけで無く、勉強も頑張ろうと思い、日本語を勉強したい韓国人の友人と定期的に勉強会を開いたりもしました。日本語を教えるうちに言語を教える難しさ、日本語の難しさに気づきました。日本語の単語や表現を韓国語で説明するとき、もっと韓国語が上手だったらよりよい説明をすることができるのにと思うこともありますが、自分が考えもしないことを質問されるため、自分がいかに何も考えず無意識に日本語を使っているのか、もっと日本語について知っておかなければ教えることができないなと実感しました。

語学堂や学部授業が開講されるまであと残り少ない夏休みですが、充実した夏休みを過ごすことができたらいいなと思います。