海外留学レポートReport from Overseas

always杭州の夕日

Jun . 2018

6月に入り上海は梅雨の時期へと入りました。天気予報を見て今日雨が降るのか毎日確認するのですが、天気予報が当たらないことがほとんどで、傘を持ち歩く毎日です。

 6月は本当に外に出かけることが多く、この報告書だけでは書き足りないほどの思い出がたくさんできました。公園にバスに乗って行ったのですが、中国のバスはとてもスリル満点でした。初めてバスに乗るということで緊張していたのですが、スピードもまるでジェットコースターのような速さで驚きました。また、私の乗ったバスは、日本のバスには必ずあるバスを止めるための停止ボタンがありませんでした。乗客の方々は揺れが激しいバスの中を歩き、出入り口に立ってバスの運転手にアピールしなければなりません。私たちも揺れるバスの中を必死に歩いて、出入り口に立ち必死にアピールしました。バスに乗って降りるだけでとても疲れました。

 この季節は小龙虾(ザリガニ)が旬の季節だそうで、中国人の友達を誘って6人で学校近くのお店に食べに行きました。どのくらいの量が適切なのかわからなかったので店員さんに聞くと、1人1キログラムは余裕だと言われました。なので4種類の味を2キログラムずつ注文して、そのほかにも焼き鳥なども注文しました。料理が運ばれてきて、この量を本当に食べきれるのかと心配しましたが、ぺろりと平らげてしまいました。ニンニク味はとても美味しかったのですが、お風呂に入ってもなお、その匂いが手から消えませんでした。上海はカニが有名ですが、家族や友達が来たら是非ザリガニも食べに連れて行きたいです。

 また、今月は三連休があったので遠出をしようと思い立ち、日本人4人で杭州へ行きました。杭州へは日本の新幹線のようなもので行きました。もうとにかく慌ただしい旅で、乗り遅れるかもしれないと駅では全力で走り出発の2、3分前に乗車するという日本にいた時も経験したことないほどの焦りを感じました。初めての利用ということもあり、30分前には着いておこうと余裕を持っていたつもりだったのですが、さすが中国!人人人人どこに行っても並んでる!!もうあんな思いはしたくないと思っていたのですが、帰りの駅でも全力で走りました。杭州は世界遺産の湖や建物も観ることができ、観光としてはとても充実しており楽しかったです。

そして、ついこの間は学校の漢字のイベントに参加しました。有名な中国の書道家の方がいらっしゃっており大学内で講演会を開いていました。私たち日本人4人が実演の際にあまりにも真剣に見ていたためか、書道家の先生から話しかけていただきました。そして、先生に私たちが留学生であると伝えると、私たちのイメージにあった文字を一人一人に書いてくださることになりました。私が書いていただいた字は「甜」という字です。他の3人もそれぞれ「静」「善」「韵」という文字をいただき、みんないイメージぴったりでとっても驚きました。周りの方々から、本当にすごいことだから額縁に飾りなさいと言われました。日本にどう持って帰ろうか悩み中です。

 もうすぐテストが始まります。テスト最終日は、テストが終わり次第空港に向かい韓国へ旅行に行きます。韓国語も話せない、観光本も持っていない私たちですが、留学に来て度胸だけは身についたので、なんとかなる精神で行ってきたいと思います。もちろんテストも大事なので、しっかりと復習して挑みたいと思います。頑張るぞ!