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【英語学科の卒業生】充実した留学生活と大学生活を送りました

コロナ禍が一段落して、英語学科の学生の海外留学や研修などへの挑戦が再開しました。充実した留学生活と筑女での日々を送ってきた飛永遥香さん(2023年9月卒業)に、アダチ学科長が話を聞きました。

 

Q(アダチ):飛永さんは留学という理由もあって、同級生から半年遅れて9月末に卒業したのですよね。飛永さんは、海外渡航が可能になったあと、早い時期に留学を実現した一人だと思いますが、前から計画していたのですか。

A(飛永):コロナで留学ができなくなりましたが、諦めてはいないけれど、社会人になってからの留学の方がいいのかな、などと迷って踏み切れない時期もありました。でも、少し卒業が遅れてもやっぱり留学を実現しよう、と考えました。

Q:カナダのクイーンズ大学に行ったのですね。どんな大学生活でしたか。

A:まず、現地の友だちができませんでした。私たち留学生はキャンパスが違うので、出会いがないのです。そこで、日本文化を伝える地域のクラブに入ったり、ボランティア活動に参加したりして、人と会う機会を自分から探すようにしました。

 

Q:どんなボランティア活動をしたのですか。

A:地域のゴミ拾い、寄付を募る活動などいろいろです。別のカレッジに行って、世界のいろいろな国の食事を配るという活動もありました。

 

Q:ボランティア活動では、熱意をもって参加し、リーダーシップを発揮したということで表彰もされましたね。

A:はい。Volunteer Awardを2回受賞しました。

Q:私たちもそのニュースを聞いた時はとてもうれしかったです。飛永さんは留学する前や後も、筑女や学外でいろいろな活動に積極的に参加していますね。これまでどんなことをしましたか。

A:ボランティアでは、中学校で放課後生徒の英語の勉強を支援したり、小学校の音楽クラブで楽器の弾き方を教えたりしました。筑女では、International CaféやEnglish Loungeにはよく参加しましたし、山田先生の留学生との交流授業を手伝ったり。マラン大学から大学生が訪問した時(2023年10月)も、交流活動のファシリテーターを務めたりしました。大学の国際交流のイベントなどにもよく参加しています。今年度前期には、同じように留学経験のある数人で、学生同士で英語で語り合うサークルを発足させました。

Q:オープンキャンパスでも留学体験を高校生に話してくれて、とても助かりました。飛永さんは、英語を使って人と関わることが上手ですし、そういう機会を自分から見つけに行く姿勢が素晴らしいですね。

A:中学生の時オーストラリアに行く機会があったのですが、ぜんぜん話せなくて悔しい思いをしました。でも、アメリカ人と結婚している叔母の影響があったり、高校生の時洋楽にはまったりして、英語を使うのは楽しいと思い、筑女の英語学科に来ました。英語の勉強では、ディベートやプレゼンテーションなど、英語で考えを伝えあう活動がとても好きです。毎日英語のプレゼンでもいいくらい(笑)。TEDトークをよく聞いたりもしていました。

 

Q:英語学科でも人前で英語で話したりするのは気後れするという人は少なくないと思いますが、飛永さんの積極的な態度は後輩にも見習ってほしいですね。

A:やはり自分から手を挙げないと埋もれてしまい、何も始まらないですから。大学はまだ失敗してもいい場所だと思います。自分の殻を破って、いろいろなことに挑戦すると、可能性が広がると思います。そうは言っても、私も先輩に連絡してアドバイスをもらったりしていました。後輩のみなさんも、聞きたいことがあったら頼ってほしいです。

 

Q:卒業してもそう言ってくれるのはありがたいです。飛永さんに質問したい人がいたら、英語学科の教員に相談してくれればつなぎます!飛永さんは中学校から大学卒業まで10年半筑女で過ごしたのですね。私も常日頃、筑女ではたくさんの貴重な機会が提供されていると感嘆しているのですが、飛永さんは自分から手を伸ばしてそれらの機会を掴み、英語力も人間力も大きく成長したのですね。これからの飛永さんの人生が楽しみです。お元気で活躍してください。

 

*飛永さんが留学した時のレポートもぜひご覧ください。

〇2022年9月 My new life start in Kingston

〇2022年10月 My many experiences

〇2022年11月 This is my third report.

〇2023年1月 My wonderful vacation

〇2023年1月 My recent events

〇2022年2月 カナダ留学

〇2023年4月 My last report in Canada

 

 

 

*飛永さんが登場していた記事もご覧ください。