海外留学レポートReport from Overseas

マルチカルチャーを肌で感じました!

Jan . 2011
南半球に位置するオーストラリアは暑い日々が続いております。1月のオーストラリアはお祭り続きです。というのも1月の間シドニーフェスティバルといって、シドニーを中心に夜6-8時頃より日本で言う夏祭りが毎週土曜日またはパブリックホリデーに行われています。シドニーフェスティバルではサーカスや有名アーティストによる野外コンサート、オペラ観賞、和太鼓演奏、花火などが催されます。出店を見るだけでもオーストラリア以外の様々な国の料理が売られていて、さすがマルチカルチャーだなと感じました。
オーストラリアの時間は日本に比べてゆっくり流れています。そのゆっくりとした時間を人々は家族や大勢の友達と広くて奇麗な海に行ったり、アウトドアしたり、こういったお祭りに参加したりするようです。日本にいたころは休日は日ごろの疲れをとるか、アルバイトに行く日といったすごし方でした。しかし、オーストラリアは国の記念日を祝うために一夜限りのアミューズメント施設を作るなど、楽しむことに徹底しているところがすごいなと感じさせられます。日本人は働きすぎて、しばしばリフレッシュすることを忘れがちですが、オーストラリア人はその逆でONとOFFがはっきりして気持ちの切り替えが上手であるなと感じました。
さて、私の授業ではまたしても恐怖のセミナーを迎えることになりました。今回は2人1組で、いくつか絞られたテーマの中からひとつのテーマを選び、賛成派と反対派に分かれてセミナーを行いました。私のテーマは海外での学習は私たちに恩恵をもたらすか否かというテーマでした。今回はセミナーを迎える前に、友達に自分のセミナーをチェックしてもらいました。自分ではここが一番うまく表現できてるかなと思っていたところが、友達にはいまいち伝えることができず改善しなければならなかったり、修正すべきか悩んでいたところが返って友達には興味深かったりなど、本番を迎える前に改善して望むことができました。やはり何か行う前には客観的な立場から確認をすることが大事であることの気づかされました。
他にも友達のセミナーを見ていくつか新たに気づかされた点があります。たとえば、旅行について。友達のセミナーを見る前は、旅行についていいイメージしか持っていませんでした。旅行すれば世界遺産など歴史的建造物を見ることができたり、エスニックフードを食べるなど旅行をする側からの視点で捉えていたからです。しかし、反対側の人の世界遺産が観光客による汚染でその権利を除外されることなど意外な視点から捉えた旅行についてのセミナーを聞いて、このままで旅行業がいいのかどうか考えさせられました。
今受講しているセッションも後2週間。次のセッションの半分を迎えると私の長かったようで短い留学生活が幕を閉じてしまいます。今やれることは何なのか、やり残している事はないかセミナーも一きっかけとしてもう一度見つめなおし、残りの時間を有意義に過ごせるように勤しみたいと思います。