海外留学レポートReport from Overseas

いろいろ学んだ12月

Jan . 2018

 12月も期末テスト、サービスラーニング、ライブ、クリスマス、ニューヨーク旅行など盛りだくさんな月でした。

 私にとって、最後のテストとなった期末テストでは、前回の点を上回ることを目標に頑張りました。リーディングの授業では脳や記憶に関する題材を扱っていたので単語などが難しく大変でしたが、何とか前回を上回る結果を得ることができました。もう先生方から教わることもないのかと思うと少し寂しい気持ちがしましたが、それを感じている暇もなくサービスラーニングの授業が始まりました。この授業では、アメリカ社会の仕組みやマナーなどを学び、実際にアメリカの非利益団体などで働くための基礎作りを行いました。日本ではタブーとされていることがこちらでは認められていたり、逆に日本では認められていることがタブーとされていたりと、本当に興味深い内容でした。改めてアメリカ社会の多様性を感じました。

 今月の中旬にはドイツ人の友人がJay-Zというラッパーのライブに誘ってくれ、ハウスメイトをはじめ、韓国人の友人などと行きました。私は彼の曲を一曲も知らずに今回のライブに挑みましたが、十分に楽しむことができました。こちらでは、コンサート中のビデオ撮影や、写真撮影が自由で驚きました。またアンコールなどがなく、さらっと終わってしまうことにも驚かされました。みんなで自由に踊りながら見ることのできたライブは最高でした。

 クリスマスは、私の家庭は宗教の関係で盛大に祝うことはありませんでした。私はすべてのアメリカに住む人々はクリスマスが大好きだと思っていたので正直驚きましたが、ファミリーからなぜクリスマスを祝わないのかについての理由を聞き、とても納得しました。また新たなアメリカの一面を見ることができ、大変勉強になりました。

 冬休みのメインイベントはニューヨークへの旅行でした。ニューヨークの町はどこもかしこもキラキラと輝いてみえました。タイムズスクエアに訪れた際、Alicia Keysの曲の歌詞にもあるように、本当に夢が生み出される場所で、出来ないことは何もないのだろうなと感じました。一方で、ここポートランドと違ってニューヨークは黒人やホームレスが多い印象を受けました。そして、ポートランドは比較的LGBTに対する考えがオープンで、よくダウンタウンなどで見かけることがありますが、ニューヨークでは見かけませんでした。店頭では白人が接客をしていても、厨房では黒人が働いていて、いまだに様々な形の差別の根があり、その問題に苦しんでいる人がいるのだろうなと、ポートランドにいれば考えることのなかっただろう問題にも向き合い、楽しみながらも、いろいろと考えさせられる旅となりました。

 年越しは友人の自宅で行いました。友人のホストファミリーはメキシコ出身なので、メキシコ流のカウントダウンをしました。最初に12個のグレープが配られ、年明け12秒前からそのグレープを1つずつ食べていくというものでした。必死に挑戦しましたが、誰一人食べきれた人はいませんでした。花火も上がり、盛大に盛り上がりました。

 帰国が近いので、1月も毎日をしっかりと楽しみたいと思います。