海外留学レポートReport from Overseas

ファイナルレポート!!

Feb . 2018

1月は本格的にサービスラーニングが始まり、またハウスメイトや友人とのお別れなど、様々なきもちになった月になりました。

 

サービスラーニングプログラムで、私は幼児教育とホームレスに関わるプレイスメント先を選択しました。大学で児童英語教育を副専攻していたことと、アメリカのホームレスに対する考えや、支援を自分の目で見てみたいと思ったことが、これらのプレイスメント先を希望した理由です。実際にアメリカ社会の中で働き、多くの気づきがありました。まず、幼児教育の場では、子供が何か決断しなければならない際に、先生はよく、“You have five seconds to make a decision.”と言い、すぐに自分自身で決断をさせるというところです。私自身、アメリカ人は、”Yes”や“No”がはっきりしているというイメージがありました。このように、幼いころから自分でものごとを決めさせているということが、その大きな理由の1つなのだと感じました。また、ホームレスの人々に関わる場での気づきは、ここアメリカでは彼らに1人の人間として生きていく権利があるということです。日本ではホームレスの人々は、権利がなく1人の人間として扱われていないように見受けられます。しかし、こちらでは彼らに対する考えは180度異なります。ホームレスの人々がいる状況は、その本人の責任であると、切り離して考えることなく、自分たち国民の責任であると捉えている人々が多いような印象を受けました。まだこのプログラムは続くのでより多くのことを吸収できたらと思います。

そして、私のハウスメイトが韓国へと帰国しました。彼女は1年近くこちらに留学していたので、英語もうまく、学ぶことがたくさんありました。毎日一緒に学校に通い、隣の部屋に彼女がいることが当たり前で、お姉ちゃんのように思っていたので、お別れの時は本当に悲しかったです。

これから、私も含めたくさんの友人が帰国しようとしています。この留学生活を振り返ってみて、私は本当にホストファミリーや友人、先生方、周りの人全てに恵まれたなと感じます。大変なことももちろん起こりましたが、いつも私に優しいきもちをくれる人たちがたくさんいました。この留学生活に限らず、日本で生活していた時も、いつも私は優しく温かいこころをもった人に囲まれていたなと、改めて感じました。私と出会ってくれたすべての人に感謝しています。これからは、この留学経験を生かして支えられる人から、少しでも支えることのできる人へと変わっていけたらと思います。