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お薦め本展示会 その1【授業風景:日本語表現演習】

「日本語表現演習Ⅱ」お薦め本展示会(企画発表会)を行いました。

2019年度後期の授業風景です。

このクラスのテーマは「本と読書を取り巻く現状と課題」です。
このテーマに関して、さまざまな視点から考察し、その過程や結果を個人で、あるいはチームとして表現する練習を行いました。

もともと読書好きの学生が集まる学科ですが、その志向はさまざま。各自が作成したポスター(読書週間用のキャッチコピー・ボディコピー)やPoP(推薦本の)などを互いに批評しあう中で、視野を広げること、表現の効果を考えることなども目的としています。

学期中盤の作業として、グループに分かれ、「お薦め本展示会」企画を想定して準備を重ね、12月中旬にポスター発表を行いました。

今年度は、5つのグループがそれぞれのテーマに従って選書し、PoPと書評という課題を組み込んだ展示を工夫しました。
発表会当日は、全員が全ての展示に対して批評コメントを書き、翌週にはそれらのコメントを参考にしながら、グループとしての最終報告書をまとめました。

展示の様子を二回に分けてご紹介します。

その(1)              その(2)
  わたしたちの推しジャンル本      過去へのタイムスリップフェア
  原作本フェア             上橋菜穂子特集
                     ○○ × 恋


〈わたしたちの 推しジャンル本

 テーマは敢えてそろえず、各々の「推し」を思う存分お薦めすることに力を注ぎました。

『のぼうの城』和田竜
『功名が辻』司馬遼太郎
『姑獲鳥の夏』京極夏彦
『暗黒女子』秋吉理香子
『告白』湊かなえ
『GOSICK』桜庭一樹

〈原作本フェア〉

現在、物語には二つの楽しみ方があります。
それは、映像を見て楽しむ方法と、文章を読み楽しむ方法です。
私たちは、それらの方法に、もう一つの楽しみ方を加えたい。
それは、映像と文章、そのどちらも楽しむという方法です。
一つの物語を、二種の媒体でみることで、片方だけでは気づかなかった新しい面白さを発見できると考えます。

今回は、ジャンルを問わず、見ても読んでも面白い、そんな作品を紹介します。

『Another』綾辻行人
『あなたの人生の物語』テッド・チャン

 


今回ご紹介しているのは、2019年度後期の授業風景です。感染症の拡大等への対応にまぎれ、ご紹介の機会を失しておりました。
2年次科目「日本語表現演習Ⅱ」は、3クラス開講しています。それぞれ異なるアプローチで、表現力・コミュニケーション力の育成に取り組んでいます。

No.97 **********

過去の表現科目記事はこちらをご覧下さい。