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博物館実習で日田市の咸宜園跡を訪れました ** 文学部の学び 博物館学芸員課程 **

 博物館実習の一環として、11月2日(土)、大分県日田市の咸宜園跡を訪れました。咸宜園は儒学者で詩人の廣瀬淡窓が江戸時代後期に開いた私塾です。全国から5千人の門下生が学んだそうです。

現在、咸宜園跡は史跡となり、平成27年度に日本遺産にも認定されていますが、「近世日本の教育遺産群―学ぶ心・礼節の本源―」として世界文化遺産への登録を目指した活動を行なっています。

見学当日は、本学日本語・日本文学科の卒業生・渡辺みかさんに解説をしてもらいました。なお、渡辺さんは本学で取得した学芸員資格により、咸宜園教育研究センター(世界遺産推進室)に採用され、活動しています。また、昨年度、学芸員の資格を取得して卒業し、日田市文化財保護課に勤務している田島彩香さん(英語学科卒)も駆けつけてくれました。

 併せて、大分県で唯一地域の自然環境をテーマとした日田市立博物館、そして「日田祇園の曳山行事」としてユネスコ無形文化遺産に登録されている山鉾を展示した日田祇園山鉾会館も見学しました。

 学生たちは、秋晴れのなか、国の重要伝統的建造物群保存地区の豆田町を散策しながら、地域と博物館の在り方について考える機会を持ちました。

 文学部の日本語・日本文学科、英語学科、アジア文化学科では、博物館で働く専門職の学芸員の資格を取ることができます。同課程では、年二回春と秋に学外の博物館・美術館を訪問しています。

 

世界遺産の地を巡る博物館実習(2019年6月)
「肥前さが幕末博覧会」を巡る博物館実習(2018年5月)
『学芸員の星たち』(2018年度版)

授業風景「日本文化研究入門」(2018)
    「文化観察演習」(2018)
  「文化観察演習」(2017

 

No.76 **********

※ この記事は、文学部 日本語・日本文学科、英語学科、アジア文化学科 共通です。仕様上、三学科に同じ記事を掲載しております。