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授業風景 ** 日本文化研究入門 **
2年生「日本文化研究入門」は、民俗学・歴史学・宗教学を専門とする三人の教員がリレー形式で、日本文化を考えることの意味や面白さを伝える授業です。
この授業では、民俗学の立場から「妖怪」を考察の対象にします。
昔の人々はどのように妖怪を捉えていたの、どのように描いてきたの。
現代社会において、妖怪はどこにいるの。
授業では、妖怪研究の軌跡をたどり、私たちが妖怪とどう関わっているのかについてみていきます。そこには人の「心意」が反映されているかのようです。
マンガやアニメ、小説や絵本、地域おこしの現場など、妖怪たちはいろいろなところで今もこっそり活躍しています。
そこで今回の授業のお題は、「妖怪を創る!」です。
皆さん。自分の身近にいる妖怪を描いてください。そして名前を付けてあげてください。
・身近に起こる不思議な現象。
・自分の内面にある、コントロールできない何か。
・社会の規範、モラルに反する逸脱行為。
・社会風刺。
・オリジナルなキャラクター。
描かれた妖怪は、以上のような性格を持っています。
この授業では、毎年、様々な新しい妖怪たちが「発見(創造?)」されます。
学生が描いた妖怪で紹介したいのは、「すまほいーぞん」です。
「イヤホンから超音波を流し、それを聴いた人はスマホ依存になってしまう」、そうです。
最近現れ、増殖中の妖怪のようですね。
2017年度後期に実施した授業の紹介です。
No.29 **********