各学科からのお知らせNews from Departments

ディポネゴロ大学の学部長に講演をしていただきました

10月9日から12日まで、インドネシアのディポネゴロ大学から、人文学部長のNurhayati先生と人文学部日本文学科副プログラム長のYuliani先生がおいでになり、筑紫女学園大学文学部との間で学部間協定が締結されました

Nurhayati学部長は、言語学がご専門で、大学ではアカデミック・ライティング、文法、批判的言語分析などの授業を担当されているそうです。11日にNurhayati先生に、"Government Policy of Foreign Language Learning and its Implementation in Indonesian Higher Education -A Case Study of English Learning Process in Diponegoro University-"(「インドネシア外国語教育政策と高等教育における実現ーディポネゴロ大学における英語教育のケース・スタディ」)と題して、講演をしていただきました。英語学科の教員、学生、それに他学科の教員なども参加していました。

これまでに英語学科では、ディポネゴロ大学の学生と筑女の英語学科の学生とのオンラインでの交流や、ディポネゴロ大学のオンライン・サマーコース参加などを経験しており、ディポネゴロ大学の学生の英語力が高いことを実感していました。しかし、Nurhayati先生によると、インドネシアの大学教育における外国語教育の時間数は、それほど多いわけでもないそうです。

講演では、インドネシアの外国語政策と、それをディポネゴロ大学ではどのように実現しているかについて、詳細にお話していただきました。お話の最後に、大学で学生たちが英語でプレゼンテーションやディスカッションをしている様子や、自分がどのように英語を学習したかについて話している動画などを見せてくださいました。どれも非常に流暢で、自分の考えを明瞭に述べていて、聴講していた筑女の学生も驚いていた様子でした。ディポネゴロ大学では、英語も日本語もネイティブスピーカーの教員はいないそうです。「英語を使う機会がないから上達しない」と思いがちですが、使う機会は自分で作るものであり、やはり外国語は実際に使うことによって身につくのだということを実感しました。筑女生もがんばりましょう!

素晴らしいご縁ができました。これから、ディポネゴロ大学の人文学部と筑女の文学部が、研究や教育など幅広く連携ができることを願っています。

 

*日本語・日本文学科からも、ユリ先生の講演を中心にお知らせしていますので、ぜひご覧ください。

 → 10月23日 インドネシア・ディポネゴロ大学の先生による特別講義が行われました!