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インドネシア・ディポネゴロ大学の先生による特別講義が行われました!

ディポネゴロ大学人文学部と協力協定を結び、これから学部間の交流が始まります!

 このたび、英語学科・山田直子先生のご尽力により、インドネシア・ディポネゴロ大学人文学部と筑紫女学園大学文学部の学部間協力協定が締結されました。
 10月9日(月)から11日(水)まで、ヌルハヤティ人文学部長と、日本語日本文学科のユリ先生が来訪され、本学にて調印式を始めとする関連行事が執り行われました。
 
 ヌルハヤティ先生には英語学科主催の講演会(10月11日3限)で、またユリ先生には日本語・日本文学科の「近・現代文学概論」(10月9日3限)の授業で、それぞれ特別講義を行っていただきました。
 

 交流はまだ緒に就いたばかりです。今後両学部の間で教育研究の交流、協力が進展し、実りあるものになっていくことが大いに期待されます。


Yuliani Rahmah先生の特別講義
 ディポネゴロ大学人文学部教授 Yuliani Rahmah先生(ユリ先生)は、ご専門であるSF作家星新一についてだけでなく、ディポネゴロ大学の日本語日本文学科についてもくわしくご説明くださり、受講した学生は、興味深く耳を傾けているようすでした。感想を一部紹介しましょう。

・わたしたちが西洋やアジアの文学について学ぶのと同じように、多くのインドネシアの若者が日本の文学について学んでいるのを知ってとてもうれしく思いました。
・ユリ先生のお話を聞いてインドネシアではかなりの数の学生・生徒が日本語の勉強をしているのだと思いました。今日の授業でインドネシアのディポネゴロ大学の事をとても楽しく知ることができ、良かったです。
・星新一の作品はミステリーが多いので、名探偵コナンを読んでいる学生に好まれるという話が興味深かった。
・ユリ先生のお話を聞いて、インドネシアの学生さんと交流したいと思いました。祖父がインドネシアの漁業実習生に日本語を教えているのを何度か見に行ったことがありますが、そこにいたインドネシアの学生さんたちが皆勉強熱心で、勉強をがんばれない自分が恥ずかしくなりました。 
・日本人が日本語を教えることを必要としてくれていてうれしく思いました。私も海外に行って日本人であることを活かせる仕事を探していたので、興味を持ちました。

【参考】”ショートショートの神様” 星新一

 星新一(1926年〈大正15〉- 1997年〈平成9〉)は「ショートショートの神様」と言われた小説家で、『未来いそっぷ』(1971年)『ボッコちゃん』(1971年)などの作品で知られています。生前はかなりの人気作家で、多くの受賞歴もありました。

 ショートショートとは、小説の中でもとくに短い作品のことです。星新一の作品は、その中に奇想天外とも言える意外性があり、質の高いものが数多くあります。