各学科からのお知らせNews from Departments

【エアライン・ツーリズム】✈福岡空港見学に行って来ました!✈

エアライン・ツーリズム関係の授業科目を担当する、英語学科飯田先生の卒業ゼミナールで、福岡空港を見学しました。

福岡空港は他の空港に比べ、市街地にとても近く、全国的にも便利な空港として知られています。私たちは珍しく感じることはないかもしれませんが、飛んでいる飛行機を近くで見ることができるというのも、他にない福岡の魅力の一つです。福岡は、空港や飛行機と馴染みの深い街なのです

福岡空港は、滑走路がたった1本ですが、羽田、成田空港に次ぐ過密空港です。様々な航空会社が同じ滑走路を使っており、1分の遅延でも全ての航空会社に影響を与えるため、空港で働くみなさんは、常に定時性の意識を持ち、先を見越してスケジュール通りに出発させることを大切にしているそうです。 

以前に比べてコロナが落ち着き海外から来る観光客の需要が高まっています。日本では、2030年に海外からの観光客6000万人誘致を目標としており、その中でも福岡の目標は1600万人だそうです。 

コロナ収束後の観光客増加を見込み、現在1本の滑走路を2本に増やす取り組みが行われています。また、国際線ターミナルも施設規模を約2倍に拡張予定だそうで、私たちも楽しみです。

福岡空港のJALスカイの社員さんに質問をしました!

Q. チームワークを良くするために心がけていることは何ですか? 

福岡空港では、現在1UNIT15〜20名で編成されています。より良いサービスを行うために、UNITごとに課題を決めてチーム全体で取り組んでいます。そのためには、チームワークが必要不可欠で、日頃から積極的なコミュニケーションを心がけています。例えば、お昼ご飯を一緒に食べたり、業務時間外でもプライベートな話をたくさんしたりしています。 

Q. 台風や災害などのイレギュラー対応のエピソードはありますか? 

1月1日21:00発の福岡-台湾便のジャンボ機(約350名乗り)を担当していて、乗客を全員機内へ案内したところでエンジントラブルが発生し、急遽欠航になりました。スタッフが少なく、自分の経験も少ない中、ホテルや交通手段の手配を行いました。この際に感じたことは、先輩スタッフにただ指示を仰ぐだけでなく、周りの状況をみて、自分ができることを考えて行動することが大切だということです。この経験が自分の成長につながり、今の自分の強みになっています。 

Q. 特別なサービスに関して教えてください

お手伝いが必要な方へ 

スペシャルアシスタンスカウンターにて、妊婦の方や車椅子の方などがゆっくりと手続きできます。スペシャルアシスタンスカウンターはエスカレーター・エレベーターの近くにあり、空港内を長時間移動せずに手続きすることができるよう配慮されています。お身体が不自由な方には機内だけでなく、離発着空港の規模や移動距離に応じてスタッフから車椅子の貸出を提案します。

ペットをお連れのお客さまへ 

ペットが不安を感じないように、お名前を呼んで声かけをしたり、機内でも室温・気圧を一定に保つなど、ペットもお客さまの家族として対応しています。犬や猫のほか、金魚、鳥などをお預かりすることもあります。

その他 

搭乗ゲートでは搭乗するお客さまの状態をスタッフがチェックし、必要に応じて声かけを行っています。

SMART AIRPORT

チェックインや荷物お預けをセルフ化して有人カウンターの混雑を緩和し、お客さま自身でスムーズに手続きが出来るようになりました。機械を導入しセルフ化したことで、カウンターに配置していたスタッフをロビーコンシェルジュとして配置し、“おもてなし”を強化しています。テクノロジーを活用することで、お客さまへの細かい気配りなど、人にしかできないことをする取り組みに力を入れることができます。

空港見学にお越しいただいたみなさまだけにお伝えさせていただいたこと 

一般のお客さまや空港に迷惑がかからないように気をつけて対応しています。

Q. 福岡空港の穴場スポット はありますか?

バスラウンジ81番82番は、飛行機を普段とは違う下の角度から見ることができます。ガラス張りのパフェ屋さんで、飛行機を眺めながらゆったり過ごすのも良いです。

最後に、普段は入ることのできない誘導路から、飛行機のお見送りをさせて頂きました。地上スタッフの方々と共に一列に並び、出発する飛行機に向かって手を振りお見送りしました。手を振り返してくださるお客さまが見えた時はとても嬉しく、さらに大きく両手で手を振り返しました。

こんなにも素敵で感動的な場面に居合わさせて頂いたことを有難く思います。お見送りする側の経験をすることができたのは、とても貴重な体験でした。これから飛行機に乗る時は、感謝の意を込めて、今まで以上に大きく手を振り返したいと思います。

福岡空港のみなさん、今回は貴重な体験をさせて頂き本当にありがとうございました!

 

*JALと筑女の兼務という飯田恵子先生の過去の記事もご覧ください。