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【先生、はじめまして!】英語学科専任講師 飯田恵子先生へのインタビュー(1)

今年度4月より本学の英語学科に飯田恵子先生が赴任されました。エアライン・ツーリズムが専門分野の先生に、福岡の印象や日本航空(JAL)客室乗務員の仕事内容などをインタビュー形式で聞いてみました。

 

―先生のご出身は関西で、福岡に住むのは初めてとのことですが、福岡の印象はいかがですか

福岡に引っ越す前に、多くの方から「福岡はアジアで一番住みやすい街ですよ」とか「福岡に行ったらずっと住みたくなるよ」とか福岡のいいところばかりを聞いていたので、こちらでの新生活を本当に楽しみにしていました。実際に住み始めて、それを日々実感しています。食べ物もおいしいし、何でも手に入るし、何より人が優しいですね。お店での接客など、本当に温かみを感じることが多いです。それから、博多弁がとても心地よいです。本学の学生が「~(と)っと」や「~やろ」と言っているのを耳にすると、もうめちゃくちゃ可愛くてたまりません!(笑)

 

―そのような中で本学での授業がスタートしました。残念ながら5月半ばから遠隔授業になってしまいましたが、授業のほうはいかがですか

そうですね、大学の教壇に立つのは全く初めての経験なので、対面の授業で学生と触れ合いの時間を持つことをとても楽しみにしていました。でも、新学期が始まってわずか一月ほどで遠隔授業になってしまい、本当に残念な思いです。実際、遠隔授業になると、受講生のネット関連トラブルが幾度となく起こるなど、苦労の連続です。昨年度、年間を通して遠隔をされた筑女の先生方のご苦労には本当に頭が下がる思いです。とにかく、一日も早く感染拡大が収まって、また対面での授業が再開されるのを今から心待ちにしています。

 

―先生は現在JALでの雇用を維持したままで本学に赴任されているとのことですが、未経験の大学教員という仕事に不安などはありませんでしたか。

 知人が非常勤講師として大学で教えており、大学で教えることがどのようなものかについてはおぼろげに理解していましたので特に不安はありませんでした。また、JALには大学教員を兼務する同僚が以前からもいまして、いつかは自分も機会があれば大学で学生さんたちにエアラインの魅力を伝えたいという思いはずっと持っていました。ただ、まさか英語学科所属の教員になるとは、少なくとも去年の今頃は夢にも思っていませんでした(笑)。

 

―本学の学生の印象をお聞かせください。

まだ赴任して2か月足らずでもあり、また遠隔授業にも入ってしまったため、学生と直接触れ合う機会は限られていますが、そのような中でも一つ印象的に感じているのは、彼女たちの内面に宿っている心の優しさでしょうか。自分が大学生だったころと比べると今の学生は確かにファッションもより華やかですが、そのような学生もいざ話をしてみると、例えば「先生、遠隔授業になって私たちに会えんでも、さびしがらなんとってね」など、思いやりのある言葉を私にかけてくれたりするんですよね。見た目だけで判断しようとしていた自分にあらためて気づかされ、私自身が学生方から学ぶ日々です。これからも日々の授業を通して、学生のことをよりよく知っていくよう努めていきたいと思っています。

 

とても明るく、終始笑顔でインタビューに応じていただいた飯田先生。次回は先生のもう一つの顔である、客室乗務のお仕事を中心とした話を紹介しますのでご期待ください。