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公開講座「子どもの心とウェルビーング」①を開催しました【生涯学習センター】

10月1日(土)筑紫女学園大学8103教室において、子どもの心とウェルビーング(しあわせ)「今どきの子どもはヘン?」を開催いたしました。
講師は本学人間科学部人間科学科人間関係専攻の酒井均教授です。
本講座では、からだ、五感、脳、こころの四つの観点から、今どきの子どもについて酒井先生にお話ししていただきました。
お話の中で、私が驚いたことは今の子どもには感覚過敏または、鈍麻のせいで人にぶつかっても気づくことができなかったり、少し当たっただけでも叩かれたと感じてしまう子が多くなってきていること、このような感覚過敏は、今どきの子どもだけでなく、親にもいるということです。直接触れるという行為を幼い頃からしていなかったため、触られること、触れることが苦手となり、親になって自分の子どもを抱くことが苦痛となる人がいるという現実があるということをこの講座で初めて知りました。
また、発達障害の子が実際には私たちの身の回りにたくさんいること、また発達障害は躾や育て方の問題ではなく、子ども自身が生まれ持ったものであると話されました。だからといって、しょうがないで済まされる問題ではありません。そこから、発達障害というものをきちんと正しく理解しようとする姿勢が大切であると私は学びました。
今の子どもたちは、からだ、五感、脳、こころなど、どこかにゆがみやかたよりがあることが多いようです。そのことについて子ども自身や、その子どもの親が困っていたとしたのなら、私たちは、正しい知識の元に子どもに対する対応の仕方を考え、環境など周りを調節していくことが大事であると思いました。
講義の中に出てくる具体例が身近のものであったため、参加者全員がすんなりと理解しやすい内容でした。この講座から学んだことを、将来親になったときやそれまでの過程で生かしていきたいです。
報告/文学部 日本語日本文学科2年 宮田 佳奈 (公開講座サポーター)
*今後の予定は、以下のとおりです。
②10月 8日(土)
テーマ:災害による子どもの心への影響とその支援
講師:西原尚之(人間科学部教授)
③10月15日(土)
テーマ:保育の現状と憲法
講師:宇治和貴(人間科学部講師)
④10月22日(土)
テーマ:「発見された子ども」とは?ー子どもの幸福論ー
講師:浅田淳一(人間科学部教授)
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