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公開講座「アジア塾」No.9~アジア・演じられる文化~を開催しました【生涯学習センター】

 10月16日(金)福岡市南区高宮の福岡市男女共同参画推進センター・アミカスの音楽室において、公開講座「『アジア塾』№9~アジア・演じられる文化~」の第2回を開催しました。
 講師は本学アジア文化学科の田村史子准教授です。
 今回のテーマは、【ジャワ宮廷舞踊の表現】で、インドネシア・サスミントマルドウォ舞踊団の方々をお招きしました。
 
 はじめに田村先生によるジャワ島についてのお話しがあり、その後ジャワ舞踊についてインドネシア・サスミントマルドウォ舞踊団の方々の実演を交えながらの説明がありました。ジャワ舞踊は、男踊り、女踊りがそれぞれあり、その中でも男踊りは、優形(やさがた)、荒形(あらがた)に分かれています。この3つはそれぞれ、手の動き、足の動き、首の動きなどが違うため、同じ動作でも表現の仕方が異なるということです。勇ましい男踊りの荒形、優雅で気品漂う優形、ただただ美しいという言葉しか出てこない女踊りを目の当たりにし、受講者の皆さんは、驚きの連続だったようです。
 つぎに、女踊り、男踊りの荒形を受講者の皆さんが体験されました。日本語、インドネシア語の飛び交う中、受講者の皆さんは慣れない動作に最初は戸惑いの表情を見せていましたが、田村先生、インドネシア・サスミントマルドウォ舞踊団の方々の丁寧で熱心な指導で、最後はガムランの音楽に合わせて踊ることができ、笑顔と拍手で終えることができました。
 休憩時間や質問の時間には、受講者の皆さんから積極的に質問があり、普段触れる機会が少ない『ジャワ舞踊』に深く興味を持たれたようでした。また、今回の講座では、インドネシア・サスミントマルドウォ舞踊団の方々の本場のジャワ舞踊に触れることのできた貴重な時間になったと思います。
                      (報告/アジア文化学科3年 因幡 桂江)
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