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特別講義「アフガニスタン」と「女性」についての開催報告

7月3日(水)、アジア文化学科「現代南アジア論」の授業の一環として、客員教授である藤田千代子先生をお招きし、「アフガニスタンの女性たちの現状」に関する特別講義を開催しました。

 

藤田先生は、アフガニスタンで人道支援を行っていた故・中村哲氏と共に活動されており、現地での経験を通じて感じたことをお話しくださいました。

講義では、アフガニスタンの子どもや女性たちがどのような暮らしをしているのか、どのような想いで日々を過ごしているのかについて、私たちが普段考えることのない世界を垣間見ることができました。

 

講義終了後には、本学学長の南との対談も行われ、さらに深い議論が交わされました。

この特別講義を通じて、参加者はアフガニスタンの現状について理解を深めるとともに、国際的な人道支援の重要性について改めて考える機会となりました。

今後も本学では、国際的な視野を広げるための様々な講義やイベントを開催してまいります。皆様のご参加をお待ちしております。

 

<受講した学生の感想>

藤田先生の講演を通じて、私はメディアにアクセスしたり直接交渉できる人々の視点しか得ておらず、上位層に届かない意見は知らなかったことに気づきました。日本のメディアが報道するアフガニスタンの状況は一面的で、「かわいそう」という感情から寄付をするという単純な考えがありました。しかし、問題解決には文化や宗教、気候、戦争の理由を理解し、偏見を取り除く必要があります。他文化を理解する難しさを学び、価値観を再構築する課題を得ました。

(現代社会学部 1年 片田理彩さん)