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【社会連携センター】公開講座を実施しました。

6月1日(土)浄満寺門徒会館において、アジア文化体験講座「音楽宇宙に学ぶ~ガムランとドビュッシー~」を開催しました。
ご講師は元筑紫女学園大学教授 田村史子先生と、西南学院大学国際文化学部の栗原詩子教授です。

東西音楽比較をテーマにインドネシアのガムランと、フランスのドビュッシーという時代も場所も異なる音楽の背景や特徴を学びました。
講義では実際にガムランの音を聞きながら、自然のサイクルや宇宙と生命の誕生の時を感じられるガムランの音楽構成についてお話がありました。次に、ドビュッシーの楽曲において東洋憧憬と読み取れる構成があることを学びました。豊かな響きを持つガムランの音に、ドビュッシーも魅了され、ガムランの音楽構造を自身の楽曲に取り入れていたのだという視点はとても興味深いものでした。

講話の後に行われたガムランワークショップでは参加者全員で一つの楽曲を演奏しました。自分が奏者の一人として演奏することでより一層、ガムランの響きの壮大さを感じました。演奏者同士の音によるコミュニケーションによって創られる一期一会のガムラン音楽の魅力を体感できる時間になりました。

 

[報告・撮影]人間科学科 福祉コース 2年 池田桜子