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【社会連携センター】公開講座「アジア塾~インドの宗教と伝統文化(ヨーガ・ワークショップ)」を実施しました

 10月28日(土)、筑紫女学園大学の茶室「悦目亭」において、公開講座『アジア塾~インドの宗教と伝統文化~』第1回「ヨーガ・ワークショップ」が開催されました。
講師は、ヨーガ道場「がらん洞」を主宰している金菱 哲宏先生です。

 ヨーガの起源や背景を中心に理解を深めるため、インダス文明の遺跡から発掘された印章の写真や「ヨーガ」という言葉がはじめて言及された「ウパニシャッド」という文献を用いて、現在イメージするヨーガが古い時代には既に登場していたことが、先生のお話も交えながら紹介されました。その後、参加者の皆さんは先生の手本を見ながらヨーガを実践しました。

 ヨーガとは「心の働きの止滅(=心を静めるための方法)」であり、実現するためには繰り返し対象に打ち込む修習と欲から離れる離欲を実践し、心を騒がす要因について知る必要があると説明されました。そして、ヨーガは「結果に執着しない」ことが重要であることも付け加えられました。目に見える結果が早急に求められる現代社会においては、むしろ結果に執着しすぎないことも重要なのではないかと感じ、強く印象に残りました。ヨーガを行うことで得られる効果は様々で多岐にわたりますが、ゆったりとした呼吸を通じて自身の身体と心を一致させることのできる点に興味をそそられました。

 参加者の皆さんも、先生のお話に耳を傾け、お話の内容に頷いたり、熱心にメモを取られ、ヨーガを体験した際には身体の様子が異なることを体感されていました。
また、茶室で開催されたことにより、落ち着いた雰囲気の中で、より一層ヨーガについて理解を深められていました。

【報告】/【撮影】人間科学科 幼児保育コース4年 平山由佳