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【海外研修】カンボジア研修の事前研修を行いました

英語学科主催の2つの海外研修、「ハワイ大学語学研修」と「女性と平和-カンボジア研修」が2月に実施されます。1月17日にカンボジア研修の3回目の事前研修が行われました。

まず、訪問先の一つ、カンボジアの女性の自立や自己実現を支援するWomen's Resource Center (WRC)について調べたことを話し合いました。学生たちはWRCでスタッフや自立を目指す女性たちの話を聞いたり、意見交換をしたりする予定ですので、事前の学習が欠かせません。

次は、英語教育の研究者や教師が参加する国際学会、第20回CamTESOL大会についてです。学生たちは、この大会でボランティアをすることになっています。この日はオンラインで大会事務局の方からボランティアの任務についてお話をうかがいました。これまでのCamTESOLには、カンボジアはもちろん、50以上の国から2000人近い人々が参加し、研究発表、講演、さまざまなイベントが行われてきたということです。学生たちは、今年の大会の主に研究発表の会場で、カンボジア人学生とともにタイムキーパーや発表者のサポートなど進行の役割を担います。学会という場自体がなじみのない学生たちですが、熱心に英語による説明を聞き、メモを取っていました。

最後に、カンボジア研修についての宣伝動画を作りました。研修では現地の女性を支援するために女性たちが作った工芸品などを購入し、それを帰国後、学園祭などで販売する予定です。その売上金で再び女性たちの製品を購入するという継続的な支援をめざします。宣伝動画はそのための協力金をお願いしたり、広報したりする時に使う予定です。

カンボジア研修では、その他に王立法経大学王立プノンペン大学の学生との交流会、カンボジア内戦中の悲惨な虐殺を記録するトゥールスレン虐殺博物の見学など、多くの学ぶ機会が予定されています。また、この研修は福岡県の「世界に打って出る若者育成事業」に採択されており、カンボジアの人々に福岡県のことを知ってもらう機会も設ける予定です。2月21日の出発まで、引率の山田直子先生、プロヴェンザーノ先生、それに学生たちの準備が続きます。

 

*これまでのカンボジア研修に関する記事もご覧ください。

 

*インスタグラムにもカンボジア研修に関する記事を載せています。