エデンの園とは旧約聖書「創世記」に登場します。英語表記の「the garden of Eden」・「the Paradise」を、古代ペルシア語やヘブライ語にその語源を遡ると「囲まれた庭」あるいは「草原地帯」がその語義です。夏季に雨が降らず草木も育たない西アジアにとって、程よい広さで緑が育っている場所こそ、探し求めていた理想郷(エデンの園)を示しているとの事でした。シュメールの都市国家ウンマとラガシュが紀元前2,500年頃、その領有をめぐって争ったと史料が伝えるティグリス川沿いの土地「グ・エディン」がエデンの園かもしれません。