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公開講座「体感する言葉の力」を開催しました【生涯学習センター】

 6月11日(土)筑紫女学園大学において、「体感する言葉の力」を開催しました。
 講師は、崇城大学教授の宇佐美陽一先生と本学英語学科教授の中村テーマ先生です。
 アシスタントとして、九州大学に通う外国人留学生の方々にも指導していただきました。
 今回の公開講座は、ワークショップの形式で行われ、人のカラダの中にある《言葉の力》を体感することを目的としたものでした。
 まず、ウォーミングアップとして先生から“自分から部屋にいる人全員が見え、全員から自分が見える位置”に移動するよう指示され、先生の助言を受けながらも皆思い思いに動き回っていました。最終的に出来たかたちは“円”でした。
 次に“はないちもんめ”をしました。はじめのうちは、両チームとも先生や名前を知っている参加者を指名していましたが、慣れていくうちに、名前を知らない人を選びたいときにどうするのかを考え、その人の着ている服などの特徴を言いゲームを進めていき、いつの間にかじゃんけんに勝ったチームはハイタッチをしあったり、負けたチームも拍手を送ったりするようになりました。このことが“コミュニケーション”のはじまりだと先生はおっしゃっていました。
 その後、アイスランドからの留学生による、母国のゲームの説明がありました。言葉は分からないけれど、参加者は話を聴くために自然と話者の近くへ行き、聴き取れた言葉や雰囲気で理解しようとしていました。ゲームは、出題者が言った言葉に応じた動きをして、間違えたり遅れたら負けというものでした。
 数人ごとのグループに分かれ、留学生からゲームを教わり実際に遊べるようになるというものをしました。その中には、“あっちむいてホイ”や“だるまさんがころんだ”に似たゲームもありました。ゲーム内で使われる表現や細かいルールは違うけど、私たちもやったことのある遊びが外国にも存在するのです。
 最後に、大きな紙にクレヨンで絵を描きました。絵には描く人のその時の気持ちが大いに表れるそうです。みんな最初は緊張や不安でいっぱいだったけれど、最後には「楽しかった」と思っているはずだといった先生の言葉の通り、完成した絵はたくさんのハートや星が飛び交うカラフルで賑やかなものになりました。
 この日は生憎の悪天候でしたが、多くの方に参加していただきました。私自身、最初は何をするのかが分からず不安だったのですが、進んでいくうちに楽しくなり、参加者の方たちと一緒に盛り上がることができました。参加者の方からも、「楽しかった」「参加して良かった」という感想を多くいただきました。
報告/文学部日本語・日本文学科2年 江田翔子(公開講座サポーター)
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