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公開講座「ガムラン・ワークショップ~音楽によるともいき~」①を開催しました【生涯学習センター】

5月15日(日)筑紫女学園大学飛翔館3階スクヮーヴァティーホールにおいて、「ガムラン・ワークショップ-音楽によるともいき-」を開催しました。
講師はアジア文化学科の田村史子准教授です。
この講座は、インドネシアのジャワの伝統楽器「ガムラン」の演奏体験をする講座です。アジアの音楽の魅力を知り、他の人々と共に演奏する楽しさを味わうことを目的として開講されています。
初心者コースには、子どもから年配の方まで幅広い世代の方が30人程集まりました。この講座を学ぼうと思ったきっかけは「友人に誘われて」「田村先生の講演会を聞いて興味を持った」など様々でしたが、最も多かった理由は「バリ島に行った時に聞いたガムランの音色が忘れられなかった」でした。
ガムランは一つの楽器を示す訳ではなく、約15種類の楽器全てをまとめてガムランと言うそうです。多くが青銅で造られており、温かく深みのある音が特徴です。ボナン、サロン、クノン、ゴングなど様々な種類の楽器があり、受講者の皆さんは興味津々に楽器を見たり、触れたりされていました。
合奏では「リチェリチェ」という曲を演奏しました。ガムランはオーケストラのように指揮者が演奏者の前にいるわけではなく、太鼓が合図した後、ボナン奏者がイントロを奏でて音楽が始まります。演奏者が心を一つにしなければ、曲は完成しません。
受講者の皆さんは、慣れない楽器、演奏方法を前に最初は戸惑っていらっしゃいましたが、2回、3回と繰り返し演奏する内に受講者の皆さんの心が一つになり、美しい曲になりました。初めて会った見知らぬ人同士でも一つの曲を演奏することができる。これは、西洋音楽にはないガムランの大きな魅力の一つなのではないか、と思いました。
笑い声が絶えない和やかな雰囲気の中でワークショップは行われ、終了後も田村先生に積極的な質問が相次ぎました。アンケートにも「ガムランの音色に感動した」「また参加したい」という声が寄せられ、ガムランの魅力に惹きつけられた方が多くいらっしゃいました。アジアを理解する上でアジアの音楽に触れることもとても大切なことだと思います。その理解の第一歩として、とても有意義なワークショップでした。
報告/アジア文化学科 3年 野田真紀子(公開講座サポーター)
*今後の開催は、以下のとおりです。
6月5日(日)
7月17日(日)
【初心者コース】10:00~12:00
【プラティウィ】14:00~16:00
●公開講座の詳細・受講申込みはこちら↓↓↓
http://www.chikushi-u.ac.jp/campaign/lecture/index.html