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公開講座「ガムラン・ワークショップ~音楽によるともいき~」②を開催しました【生涯学習センター】

 10月10日(日)筑紫女学園大学飛翔会館3階スクヮーヴァティーホールにおいて、「ガムラン・ワークショップ~音楽によるともいき~」を開催しました。
 講師は、アジア文化学科の田村史子准教授です。また、アシスタントとして、学生のほか、卒業生を含めた社会人の方々が参加していました。
 ワークショップは、参加者の名簿を先生が読み、参加者一人一人の名前と、ワークショップに参加したきっかけや、2回目以降の参加者には今日の目標などを尋ね、和気藹々とした雰囲気で始まりました。
 まず、アシスタントの方々と以前参加した方々によるガムランの演奏を聴きました。初めて聴くガムランの音色は、沖縄の音楽に似て、独特で不思議の感じがしました。柔らかく引き込まれるかのような演奏は、まさに圧巻といった感じでした。
 そして、実際に楽器を触って、楽器の作り方や演奏の仕方などを教えていただきました。ガムランとは、インドネシアのジャワに古くから伝わる伝統楽器で、『叩く』という意味のある『ガムル』という言葉からきているそうです。楽器は青銅で作られており、銅と錫(すず)を約10:3の割合で混ぜ、高温で溶かし、楽器の型に流し込み、焼いて叩くことを繰り返して、形を作っていくそうです。
 実際に演奏した曲は、太鼓に合わせて2パターンのメロディーを2回ずつ繰り返すという単純なものでした。私が演奏したのは『サロン』という鉄琴のような形をした楽器でした。叩いた音がつながって聞こえるように、次の音を叩くときに前の音を止めるということに、私も参加者の方も苦戦していました。また、先生の叩く太鼓のリズムに合わせながら演奏する速さを変えることも難しかったです。しかし、先生やアシスタントの方々から丁寧に教わるうちに、会場全体に一体感が生まれ、落ち着いて、楽しんで演奏できるようになりました。参加者の方々も、最初は緊張している様子でしたが、時間が経つにつれ、積極的に楽器に触れる方や、後半の部への参加・見学を希望される方もいました。
 最後に、参加者全員で写真を撮り、ガムランの製造の様子や、現地の方による演奏の様子を撮影したビデオを見て終了となりました。
 参加者の方は、「最初は難しかったが、何度も演奏するうちに余裕ができて楽しかった。」「厳しく指導されることがなく、優しく丁寧に指導していただけたので、緊張せずにやれた。」などと、楽しそうに話してくれました。
 日頃触れる機会のないガムランを演奏することができて、とても有意義な時間になりました。
                    (報告/日本語・日本文学科1年 江田翔子)
*今後の開催は、以下のとおりです。
11月21日(日)
【初心者コース】10:00~12:00
【プラティウィ】14:00~16:00
12月5日(日)
【プラティウィ】14:00~16:00
●公開講座の詳細・受講申込みはこちら↓↓↓
http://www.chikushi-u.ac.jp/campaign/lecture/index.html