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公開講座「こどもと家族④むずかしい子どもの育ち どうしますかこんな時-少しだけワークショップ-」を開催しました【生涯学習センター】

 8月28日(土)筑紫女学園大学8号館1階8103教室において、「こどもと家族④むずかしい子どもの育ち どうしますかこんな時-少しだけワークショップ-」を開催しました。
 講師は発達臨床心理学科の酒井均教授です。
 今回の講座は、「こどもと家族」という発達臨床心理学科主催の連続講座(計4回)の第4回目です。家族崩壊の危機が叫ばれる今、改めて「こどもの心身の成長過程」と「家族」との関わりについて、心理学的観点、社会学的観点の双方からとらえています。また、ここ数年の本学科主催の公開講座で取り上げてきた「育児支援」の観点からも、「こどもと家族の関わり」の問題をとらえなおすことを行ないました。
 今回の講座は、“むずかしい子の育ち”というテーマの下、7つのトピックに分けて講義が行われました。まず1つ目に、子どもの困る行動というものは、もともと子どもが持っていたのかということについて。2つ目が、報酬(ごほうび)の使い方について。3つ目が、行動観察の行い方について。4つ目が、観察したことに対するチェックの仕方について。5つ目が、罰は必要なのかということについて。6つ目が、新しい行動を学ぶことについて。そして7つ目が、トークンエコノミーについてです。この7つのトピックに、“あなたならどうしますか?”という簡単な質問紙で参加者の意見を取り上げ、講義が展開されました。
 参加者の皆さんは、酒井教授の話に大きくうなずいたり、質問紙の答えを熱心に考えていたりして、とても真剣に講義を聴かれていました。時には、酒井教授の体験談に笑いが起きるシーンも見られ、和やかな雰囲気の中に講義は進められました。酒井教授は、「今回の講義を聞いて、何か1つでも持ち帰っていただけると嬉しい。」と話されていました。
                    (報告/発達臨床心理学科2年 中園安紀)
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