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公開講座「イヌと幸せに暮らす方法入門」2回目を開催しました【生涯学習センター】

 6月6日(土)本学3号館4階3401教室において、「イヌと幸せに暮らす方法入門」を開催しました。
講師は犬のしつけインストラクターの福島みゆき氏、筑紫女学園大学短期大学部幼児教育科の佐々木浩教授です。
 犬に人間とのつきあい方を教える方法、犬の健康管理の方法、犬を飼うための基本的なマナー等についての講義、実習を5月30日と6月6日、2回に分けて行いました。
 教室にはゴールデン・レトリーバー、ダックスフンド、コーギー犬など多くの犬達が集まりました。福島先生は「犬の反応を細やかに見てごほうびをあげることが大切」と言われました。例えば、道で他の犬や人とすれ違った時に犬が吠えなかったら、それは良いことだという意識をつけるためにごほうびをあげる必要があります。そんな犬の良い行動を飼い主は見逃しがちだそうです。途中、新聞社から取材の方が来られて、カメラを見ても犬が落ち着いていられるか、という訓練も行いました。次に言葉を教えるトレーニングとしてアイコンタクト、おすわり、ふせを行いました。犬が指示をした通りの行動ができた瞬間に褒め、ごほうびあげることがポイントで、褒める時は声を出して褒めた方が良いそうです。指示をする時に怒鳴るような声で言ってしまったら、犬は緊張してしまうので指示を出す声は明るく、優しい声でと福島先生はアドバイスされました。参加した犬の中には緊張して思うように指示したことが出来ないという犬もいましたが、全体的には福島先生の教えられた方法で、きちんと指示通りに動いていました。
 休憩を挟んで、佐々木先生の講義が始まりました。先生は犬の生物としての特徴や歴史を中心に、犬に関する基礎知識を話されました。地域において犬と人間が共存できるように働くことも犬を飼う上での基本的なマナーで、犬の飼い方も町づくりに関わるとのことでした。最後に先生は福岡県の犬、猫の殺処分数の数は全国一位ということを言われ、責任感を持って生き物を飼うことを訴えられました。
 福島先生も佐々木先生も多くの犬が殺処分されている現状をとても心配されていました。参加者の皆さんも犬を飼う上での責任を改めて感じられたようでした。犬を飼うということは人間の赤ちゃんを育てるのと同じくらいの覚悟がいるのだ、と2回の講義を受講して強く思いました
                         (報告:アジア文化学科1年  野田真紀子)
●公開講座の詳細・受講申込みはこちら
http://www.chikushi-u.ac.jp/campaign/lecture/index.html