お知らせNews

公開講座「イヌと幸せに暮らす方法入門」1回目を開催しました【生涯学習センター】

 5月30日(土)本学3号館4階3401教室において、「イヌと幸せに暮らす方法入門」を開催しました。講師は犬のしつけインストラクターの福島みゆき先生、獣医師の後藤治先生、筑紫女学園大学短期大学部幼児教育科の佐々木浩教授です。
 2週に渡り、イヌに人間とのつきあい方を教える方法、イヌの健康管理の方法、イヌを飼うための基本的なマナー等についての講義、実習を行う講座です。
 「犬を飼う時は自分も愉しく、犬も幸せに他人に迷惑をかけぬこと」これが講義の一番初めに後藤先生が言われたことでした。後藤先生は犬を飼うにあたっての注意点、犬の健康管理のお話を中心に、犬を飼うことで伴う責任についてお話されました。犬を飼う前に注意することとして大切なことは飼いたい犬の情報を購入先などで事前に集めておくことだそうです。犬種と家族の相性、犬と暮らす自分のイメージも重要だと言われました。子犬の扱い方については環境に慣れるまでやってはいけないことが多くあり、特に注意することはさわりすぎるなど間違ったコミュニケーションを取ってはならないということでした。健康管理のポイントは犬が健康である時の状況を記憶しておき「いつもと比べて○○だな」ということに気づき、早めの受診を心がけることだそうです。
 5分間の休憩を挟んで福島先生によるしつけ方教室が始まりました。モデル犬として3匹のワンちゃんも登場しました。福島先生は陽性強化というしつけ方を紹介しました。陽性強化とは犬、人が大好きなものを利用してしつけをしていく方法です。その方法を取れば犬も人もリラックスしていて、周囲の人も不快感がないとのことでした。例えば、犬を落ち着かせたい時は、犬が落ち着いた時に褒めて断続的に御褒美を与えることによって、それは犬にとって喜ばしいこととなり、落ち着いた犬になるそうです。犬をトレーニングしていく中で言葉を教えながら、飼い主と犬との間の絆を深めることが重要とのことでした。
 参加者も先生方に対し積極的に質問をしていました。後藤先生と福島先生が共通して言っておられたことは「犬の気持ちを考えてあげること」だったと思います。犬という一つの命と向き合っていくということを考える上で、今日の講座はとても有意義なものでした。
*次回は6月6日(土)に開催します。
                     (報告/アジア文化学科1年 野田真紀子)
●公開講座の詳細・受講申込みはこちら
http://www.chikushi-u.ac.jp/campaign/lecture/index.html