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公開講座「SDGsはじめませんか!」を開催しました【社会連携センター】

公開講座「SDGsはじめませんか!

講師 平山 静男(人間科学部人間科学科初等教育・保育専攻 准教授)

公開講座「SDGsはじめませんか!」に参加して
人間科学部 人間科学科 初等教育・保育専攻 初等教育コース 2年 金替 友紀

 「SDGsはじめませんか!」この講座名を見たとき、私の頭には?が浮かびました。「SDGsをはじめる?SDGsって世界の目標だったよね?私が行動することある?」と思っていました。今回の公開講座は、SDGsの正しい知識を得て、そして、今、私たちが置かれている現状について考え直すきっかけになりました。

 公開講座の始まりは「SDGsとは何なのか」でした。SDGsとは、世界が抱える様々な課題を解決して、よりよい未来をつくるための「世界の目標」のことです。この目標は、17項目あり、国連総会で全会一致で採択されました。そして国連は、誰一人として置き去りにせず、この目標を2030年までに達成することを目指しています。公開講座では、この17の目標の一つ一つに焦点を当て、問題の現状、その原因、解決策を詳しく説明していただきました。また、後半には、SDGsのために、私たちが今からできることを紹介してくださいました。SDGsは、現状を実感しにくいけれど、コンビニでレジ袋を断ることや、食べ残しをしないこと、そして元気よく挨拶することなど、日常の些細な行動が、SDGs達成のために大切であると分かりました。

 私は、この公開講座を経て、考え直したことがあります。それは、私たち若者の行動が少ないことです。SDGsを決定し、目標に向かっているのは政治家であったり、企業であったり、学校の先生であったりします。いずれにも大人が主導していて、10代の若者は少ないです。私自身、SDGsについて、ほぼ無知でした。SDGsが達成を目指している2030年には、今、若者である私たちは大人になっています。私たちは、自分たちの未来のために、大人に任せきりにするのではなく、行動起こすことが必要であると思います。講座では、ニューヨークの子どもたちの話がありました。ニューヨークでは、毎週金曜日、温暖化対策の活動に参加する子供たちは、学校を休むことを認められているという内容でした。この話を調べてみると、この活動は子どもだけでなく、オーストラリアの公務員や、企業の従業員にも認められていることがわかりました。そして、驚くべきことに、この活動は16歳の少女の呼びかけがきっかけだったのです。この話は2年前の話です。私がSDGsという名前すら知らない頃に、私より年下の女の子が行動を起こしていたことに驚き、そして、自分も何か行動できることがあるのではないかと考え直しました。まずは、SDGsについて知ること、そして、小さなことでもいいからSDGsをはじめること。若者の行動は、確実に社会に影響を及ぼします。社会を変えることができます。

 私たちの未来のために、一緒に「SDGsはじめませんか!」


●公開講座の詳細・受講申込みはこちら↓↓↓↓
https://www.chikushi-u.ac.jp/lifelong/lecture/