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公開講座「日本語ライティング講座~伝わる書き方~」①を開催しました【生涯学習センター】

 9月16日(土)筑紫女学園大学6201教室にて、「日本語ライティング講座~伝わる書き方~」を開催しました。本日の講師は、文学部日本語・日本文学科の高山百合子先生です。台風の接近が心配される中、24名の方々にお越しいただきました。
 この講座は全4回、前半は高山先生による基礎編、後半の2回は元西日本新聞の中川茂先生により実践的なライティング講座という構成になっています。

 第一回目の主題は、起承転結の型を使って書くことでした。中でも重要なのは「重点先行」ということ。重点=主題文を最初に示すことで、読み手はテーマを把握し、整理しながら読むことができる。それが読みの深さにつながり、結果的に「伝わる」ことになる、というわけです。

 続けて、重点先行にするためには、この文章で何を伝えたいか、そのことをまとめておかないと書き始められない。全体構成を考えた上で書き始めることが必要だ、ということを強調されました。文章を書くという作業は、マス目を埋める二次元の活動ではない。段落を構成して立体を組み立てる三次元のイメージを持ちましょう、というお話が印象的でした。

 次に、例文を皆で読んで、起承転結の構成を考えました。正解は一つではないかもしれないけれども、最初に何が示され、それをどのように受けて、さらにどう展開して行くか。構造を意識しながら読むことで、自分が書く時のヒントになるということに、改めて気づきました。

 休憩を挟んで、いよいよ実践練習を開始しました。示されたテーマに従って、まずブレインストーミングをして書くべき内容を考え、主題文を作ることからスタート。この主題文を「起」の部分に置き、続けて「承・転・結」それぞれの部分の骨組みを書いていきました。400字の文章が、来週までの宿題になりました。

 最後に、講座後半の講師、中川茂先生から500字コラムの課題が出されました。
 テーマは「道」で、第3回までに提出すると「新聞編集者の目」で赤ペンを入れてくださるそうです。「少し大変ですが、楽しみでもあります」と、受講者のお一人がおっしゃっていました。

 引き続き次回は、9月23日(土・祝)に開催いたします。

●公開講座の詳細・受講申込みはこちら↓↓↓↓
http://www.chikushi-u.ac.jp/campaign/lecture/