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公開講座「第10回仏教文化講座 “親鸞と真宗の展開~本願寺展に向けて~”」第4回開催

7月11日(水)、太宰府市いきいき情報センターにて、仏教文化講座「親鸞と真宗の展開~本願寺展に向けて~」の第4回目『近代の本願寺教団』を開催しました。講師は本学人間福祉学科の中西直樹准教授です。
話はまず、近代という時代背景について触れることから始まりました。本願寺教団の近代化について明治初年~40年までの細かな説明がなされ、講義は“本願寺教団が直面する数々の課題”へと展開していきます。主に3つの課題についてお話がありましたが、なかでも「『家の宗教』観念の定着」については、キリスト教をはじめとする新宗教が登場し、宗教としての仏教が浮き彫りとなりました。
最後は、これからの仏教教団のあり方に触れ、「筑紫女学園の使命は地方教学の振興である」と締め括られました。私自身が筑紫女学園の学生であることを強く自覚するお話だったと思います。
講座を終え、中西先生に本願寺展について尋ねると、「初めてのことなのでどのような形になるかはわかりませんが、多くの方々にお越しいただき、観ていただけたらとても嬉しいですね」とお話ししてくださいました。
本講座では普段はなかなか触れることのない仏教(教団)の側面を垣間見たような気がします。
(報告:現代教養学科2年 藤岡佐織)